この記事では、【今日食べたものが将来の自分に及ぼす影響】について、改めて書いてみたい思います。
特に今回の記事を読んでほしいのは、「食費は節約する上で真っ先に削れる出費」と考えている方々です。
食費にコストをかける意味とは?
皆さんは、”何を食べるか”について、気を使っていますでしょうか?
「全く気をつけたことがない」という過去の僕のような方も、「サラダは毎食食べるようにしている」だったり「ヴィーガンを始めた」と意識をされている方もいらっしゃると思います。
「食べものを食べる」という行動は、短期的な効果と長期的な効果があります。
短期的、とは【お腹がいっぱいになって幸福感が得られること】です。
一方で、長期的とは【食べものの栄養分によって、身体に良い影響が出たり悪い影響が出たりすること】です。
つまり、長期的な効果とは、毎日の積み重ねにより”良い方向”へも”悪い方向”へも蓄積してしまう、ということですね。
参考までに、有名な話かもしれませんが、毎日を今(100%と仮定)より「1%だけ頑張る(=101%)」と「1%だけサボる(=99%)」を1年(365日)繰り返すと、以下のような結果になります。
- 毎日1%頑張る=毎日1.01を積み重ねる=>1.01×1.01…=101365(1.01を1年分、掛け算する)
- =約37.78
- つまり、1.01の成果が1年後に37.78になっている
- 約38倍の成果になる
- 毎日1%サボる=毎日0.99を積み重ねる=>0.99×0.99…=0.99365(0.99を1年分、掛け算する)
- 約0.0255
- つまり、0.99の成果が1年後に0.3くらいになっている
- 1年前は100%だったものが、1年後には3%になっている
いかがでしょうか?これがいわゆる、”複利の怖さ”だと思います。
この計算では完全に「前日の状態が今日に影響する」という形になっているので、現実世界ではこんなに単純ではないかもしれません。
当然、頑張る日と頑張らない日がどちらもありますよね。
しかし、数字の計算だけ考えると、非常に心強い、もしくは怖い結果だと思いませんか?
健康状態は”計算”が低くなれば軽い症状が出始める
この結果から何が言いたいかと言うと、健康に関してはまさにこの”サボるケース”によって、50代、60代になった時に後悔する方が多いのではないか、と思うのです。
多分、最初のうちは大きな変化を感じないと思います。計算上でも1回目は、0.99×0.99=0.9801で、まだ100%からほぼ変化がありません。この結果に再度0.99をかけても0.970299なので、最初の数日、数十日は変化に気づかないレベルだと思います。
この【変化に気づかない】ということが、健康に関しては本当に怖いのです。
以前に記事を投稿しているのですが改めて、
人間の身体は、現代医学では一定以上傷つくと、もう一生治せなくなります。
今回の計算はあくまで計算ですが、例えば人間の身体の機能だと捉えて再度考えると、
0%になったら病気になるのではなく、0%に近づくたびに色々な不調が出て、0%になったら機能が停止してしまう
という考え方が正しいです。
脳や心臓が機能を停止したらどうなりますか?
自由な人生を送るのが難しくなる、という観点では肝臓や腎臓が機能を停止してしまう方が怖いかもしれません。
せっかく一生懸命若い頃に稼いだお金も、入院しているだけで減ってしまうのかもしれないですから。(すでにそのような状態の方を非難したい訳ではなく、事実として捉えていただきたいです。)
人生を楽しむフェーズの足手まといになるリスク
特に、この【健康を損なう】ということが悪い意味で存在感を発揮するのは、人生の中〜後半の場面だと思います。
人によっては、30代、40代でも症状が出始めるかもしれません。
この時期に差し掛かると、仕事面では
- ようやく大きな仕事を任せてもらえるようになる
- 部下を持って、責任感のある役職が経験できる
- 事業が軌道に乗ってきて、やりたい事がいっぱい出てくる
など、楽しくなってくる頃なのではないかな、と思います。
プライベートについても、
- 金融資産が大きくなってきて、FIREできる
- 子供が独り立ちして、自分のやりたいことに打ち込める
- 趣味を心置きなく楽しめる
などなど、ようやく一息つく頃なのではないでしょうか?
言ってしまえば、”時間や心の自由”をようやく手に入れられるタイミングで身体の自由が効かないのは、もどかしくないでしょうか。
また、マイナス面を見てみても、
- 持ち家のローンがあるが、健康な時のように仕事をこなせない
- 会社から早期退職を促され、転職しなければならず、履歴書に健康状態を書かないといけない
- 民間の医療保険の保険料が上がる
- そもそも通院や薬代で時間とお金がかかる
など、かなり大きいリスクを背負わないといけないケースも出てきます。
また、【病名がつくほどではない不調】というのもあると思います。
- なんとなく風邪を引きやすく、3ヶ月に1回は風邪を引く
- 原因不明の頭痛がある
- お腹を下しがち
- 頭がボーッとして上手く働かない感覚がある
- よく寝れない、寝付きが悪い、いくら寝ても寝たりない
などなど。これも、身体の機能が0%に近づく過程だったりしたら怖いですよね?
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