病気をしても元通りの身体に必ず戻れるか?

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gake ・経済的自由を阻む病気についての知識
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この記事では、疾患とは少し離れ、そもそも病気になったら元通りになるのが当たり前か?ということについて考えて欲しいと思い、書いていきます。

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病気を身体から”なくす”ために治療をする?

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Photo by Dear W on Pexels.com

特に20代、30代などは、大きな病気になることもなかなかないため、「病気」というと、

  • 風邪
  • インフルエンザ
  • 胃腸炎
  • 食あたり(食中毒*) *=飲食店や保育施設などで発生する、大規模な食あたりの事

などのいわゆる急性疾患が主かと思います。これを書いている2021年2月現在だと、新型コロナウイルス感染症なども、この枠組みに入るでしょうか。

また、一部の方だと、

  • アトピー性皮膚炎
  • ぜんそく
  • アレルギー(花粉症も含め)

などの慢性疾患に悩む方もいらっしゃるかと思います。

原因が違う疾患や重症度を一括りにするのは、正確に言うと間違っているとは思うのですが、わかりやすくするためにあえて言わせて頂きます。

上記にあげた疾患は、

基本的に”何も症状がない健康状態”を目指して治療(もしくは症状の緩和)が行われるものです。

例えば、

  • 風邪→熱やせき、鼻水が出ない状態を目指す
  • アトピー→肌荒れや湿疹が出ない状態を目指す

などがわかりやすいでしょうか?

これはつまり、症状がなにもない状態が前提/通常状態で、そこに向かっているということです。

もちろん、これは正しいですし、患者側の立場としては、痛みも鼻水もかゆみもない方が良いに決まっています。

そして、上記は工夫次第(と表現すると批判されるかもしれませんが)で原因と思われるものに対して対処することが可能だと思います。それがきちんと効果があるか、はまた別問題ですが、、、

  • 風邪→よく寝る、消化にエネルギーを使ってしまうので食べないetc
  • アトピー→免疫反応の原因になっていそうな食べ物、着るものなどを変えてみるetc
  • ぜんそく→タバコを止める、空気がキレイな所に移住するetc

しかし、薬を使うことは根本解決ではなく、あくまで症状に対する対症療法です。対症療法とは、一言で言えば「問題の先送り」、「問題回避」ですので、原因に対してどのようにするか、を考えなければいけません。

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全ての病気は治るのか?

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Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

一方で、今回本当にお話ししたい内容としては、以下の内容です。

前述の通り、特に風邪など”治る前提”の病気にしかかかったことがないと、すべての病気・症状がそのうち何もしなくても治る、と考えてしまうのではないでしょうか?

しかし、これは大きな間違いです。

そして、この間違いが自分に大きく影響してくるのは、たいてい取り返しがつかなくなった後で、人生で言うと「サラリーマンがようやく一息ついて、残りの人生をどう楽しむか考える段階」だと思います。

つまり、症状が出た後でどうにかしようと思っても、もう手遅れ、ということです。

せっかく、若い頃にがむしゃらに働いてなんとか老後にゆとりのある生活が送れるだけの資金を貯められたとしても、”疾患の治療で自由に行動できなかったり”、”好きなものを食べられなくなったり”、さらには”楽しみ切る前に亡くなってしまったり”という結果になります。

お金は”金額”が数字として見える化しやすいので、【今使わず後で必要になった時に備えてとっておく】という貯金の概念がわかりやすいですが、健康の場合は普段から様々な数値を意識している人は少ないはずですので、なかなか【将来のために健康であることを維持しようとする】”貯健(康)”(ちょけん)のような概念がイメージつきづらいかもしれませんね。

※貯健、というワードは閃いたと思ったのですが、すでに提唱されている先生がいらっしゃいました、、、

ちょけん先生プロフィール | 出張ちょけん体操
ちょけん先生(奥山雅平)プロフィール ちょけん(貯健)先生氏名:奥山雅平(おくやま まさひら)・出身地:熊本県・生年月日:1984年10月9日・趣味:将棋、ピアノ、トレーニング ちょけん先生のシニアトレーニングへの気持ちコロナショックをきっ

改めて、下記に「取り返しのつかない身体の不調や臓器」の一例を列挙してみます。ぜひ、頭の片隅に置いてみてください。(医学の専門家ではないので、抜け漏れや間違っているところがあればぜひご指摘ください。)

  1. 心臓
    • 心臓の血液の流れが悪くなり、筋肉が破壊されてしまい、壊死する(心筋梗塞)1
    • 心臓のポンプ機能が下がってくることを心臓が持ちこたえようとして、心臓が大きくなっていく(心肥大)2
  2. 腎臓
    • 生活習慣の乱れによって、腎臓に負担がかかり徐々に機能が低下してくる(CKD※慢性腎臓病)3
    • 慢性腎臓病が進行し、腎臓が機能しなくなる(腎不全)3
    • 糖尿病の影響で尿を作る組織が傷つき、尿が排泄できなくなる(糖尿病腎症)4
    • 高血圧が放置され、腎臓の血管に強い動脈硬化が発症し少しずつ進行する(腎硬化症)4
  3. 膵臓
    • 長期の高血糖状態によって、体内でインスリンを分泌する細胞(β細胞)が死んでいく(糖尿病の悪化、インスリン注射の導入などの難治化)5
    • アルコールを長期で大量に摂取することで、膵臓に持続的な炎症が発生し、細胞が壊れる(慢性膵炎)6
  4. 肝臓
    • 肝臓に炎症状態が続き、繊維が固くなってしまい、症状が進行すると肝臓の機能が上手く働かなくなる(肝硬変)7
    • 原因ははっきりとは不明だが、徐々に記憶能力や日常生活に支障をきたすようになり、元には戻らない(アルツハイマー病)8
    • 脳の血管が詰まり、脳の細胞が死んでしまう(脳梗塞)9

主な臓器としては上記が挙げられると思います。有名ではない臓器や部位については、もっとあるかもしれません。

これらの臓器が上手く機能しなくなってしまったら、人間としての生活がかなり制限されてしまうであろう事は、容易に想像がつきますね?(脳、心臓などが機能しなくなると、終わりですよね。)

健康は”〇〇を食べたら健康になる”という【足し算】ではなく、何も症状がない状態からマイナス方向へ向かう【引き算】です!

イメージ図。決して、意識していれば絶対に病気にならないという訳ではないですが、避けられる疾患は必ずあります。

「健康になる」のではなく、「健康ではなくなる」と言い換えて生活してみてはいかがでしょうか?

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いつ後悔したいか?

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Photo by Alex Green on Pexels.com

改めてですが、

上のリストの症状は、1度起こったら現代の医療では2度と治りません。

再生医療などがもっと発達してくれば治すことができるかもしれませんが、「気軽に病院に行って治して家に帰ってくる」という時代は相当先なのではないか、と思います。加えて、それが”安く”できるのは、それこそ1世紀先、という世界なのではないでしょうか。(詳しい方いたら教えてください。)

リストの内容を簡単にまとめると、【身体がどういう状況になるとヤバい】のでしょうか?言い換えると、何を原因だと考え、何を意識すると健康に気を使いやすいのでしょうか?

僕が思うポイントは、以下の通りです。

  • 血液に問題が起きている
    1. 血管を押す力が強い=高血圧
    2. 血中の糖分が多い=糖尿病
    3. 血中の脂質が多い=脂質異常症
  • 血管の傷つき
  • 血管の詰まり(様々な致命的な症状の原因のほとんどがこれ)
  • 血管の炎症

つまり、血液の状態に気を使えば、大きな症状などには繋がらないのではないでしょうか?

言ってみれば、人間の身体を支えるものは骨、筋肉に次いで血液な訳ですから、当然といえば当然ですよね。

そして、骨や筋肉、血液を作っている”モト”はなんでしょうか?

そうです、身体に取り入れる食べ物です。

年1回の健康診断などではいろいろな検査値があると思いますが、ぜひ【血液検査】の結果については、少し意識的に見て頂き、「病気になったら」ではなく、「なりそう」だったら食生活を見直すようにしてみてください。

目指すは、みんなが健康になって医療費が減り僕の、そしてみんなの手取りが増えること!!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!もしこの記事が何かの参考になれば、他の人にもシェアして頂けると嬉しいです!

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〜〜〜症状の参考サイト〜〜〜

  1. 村木クリニック 心筋梗塞・狭心症 リンク
  2. LIFULL介護 心不全|心臓の機能低下で全身の血の巡りが悪くなる状態 リンク
  3. 公益財団法人長寿科学振興財団 腎不全とCKDについて リンク
  4. 旭化成ファーマ 腎臓の病気 リンク
  5. 渡邉内科クリニック 膵β細胞保護を意識した2型糖尿病治療が求められる理由 リンク
  6. 徳洲会グループ 肝臓・膵臓内科の病気:慢性膵炎 リンク
  7. あすか製薬 肝硬変 リンク
  8. アルツハイマー病情報サイト アルツハイマー病の基礎知識 リンク
  9. メディカルノート 危険な脳梗塞の前兆「一過性脳虚血発作」(1)リンク

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