糖尿病と診断されたらどんな生活になる??(前編)

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sliced fruit on white ceramic plate ・経済的自由を阻む病気についての知識
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この記事は以前に書いた高血圧の記事の糖尿病版です。

以前の記事はこちら。↓

高血圧と診断されたらどんな生活になる??(前編)
高血圧になったときの日常生活のイメージや、実際にかかる通院費などのイメージを載せています。生活習慣病は思ったよりも身近にあり、日々その方向に進んでいるんだ、と気付いてもらえると嬉しいです。
高血圧と診断されたらどんな生活になる??(後編)
高血圧になったときの日常生活のイメージや、実際にかかる通院費などのイメージを載せています。生活習慣病は思ったよりも身近にあり、日々その方向に進んでいるんだ、と気付いてもらえると嬉しいです。

この記事では、「糖尿病とは?改めて何だっけ?」「糖尿病になったらどんな生活が待ってる?」「糖尿病になったときにかかるお金は?」などについて、少しでもイメージを持ってもらえるように、教科書的な話に加えて、具体例なども記載します。

なお、本記事に関しては、先天性の傾向が強い「1型糖尿病」ではなく、主に食習慣が原因で発症する「2型糖尿病」について、記載をします。1型については食生活でどうにかなるものではなく、薬が必須である(=手当り次第に「薬は必要ない」と主張したいわけではない)ということを、お含みおきください。

また、文字数が長すぎるため、この記事も前後編でお送りします。後編はこちら。↓

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糖尿病とは?改めて何だっけ?

糖尿病の定義としては、医学においては以下のようになっているようです。

(※医療に詳しい方へ:読みやすさのために糖尿病、と記載しておりますが、上述の通り、2型糖尿病と読み替えてください。あくまで、専門的な事を説明したい、というより、多くの人に身近に感じてもらいたい、という意図の発信です。)

糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。

血糖の濃度(血糖値)が何年間も高いままで放置されると、血管が傷つき、将来的に心臓病や、失明、腎不全、足の切断といった、より重い病気(糖尿病の慢性合併症)につながります。また、著しく高い血糖は、それだけで昏睡(こんすい)などをおこすことがあります(糖尿病の急性合併症)。

国立研究開発法人 国立国際医療研究センター 糖尿病情報センター

糖尿病もかなり認知度を得ている疾患かとは思いますが、改めて一言で言うと、

必要以上に糖分を取りすぎて、血液中に糖分が溢れている状態のことです。

これの何が悪いの?という質問については、上記の引用部分にもあるように、

①過剰な糖分によって血管が傷つく(糖分によって活性酸素が発生する、血管の内皮細胞が変異する)

②ダメージを蓄積されると、身体の様々な場所にある血管が破れ始める(神経や脳、臓器など)

③糖尿病以外の症状で苦しむ(いわゆる糖尿病合併症。症状として「しめじ」などとも言われ、し=神経、め=目の網膜症、じ=腎臓の障害、などの合併症を引き起こす)

などの症状が次々と襲ってきます。

また、上記以外でも、糖分が多いということは「細菌やウイルスが繁殖しやすい環境」ですので、感染症にかかりやすくなります。上記の神経障害で、糖尿病患者は足の壊疽(えそ)が起きたり、その前駆症状として水虫になりやすくなる事が挙げられます。これは、高血糖状態によって、水虫菌やその他の菌が繁殖しやすい環境であることの表れです。

※このご時世の中で、ウイルス感染がしやすくなる、、、何が言いたいか、わかりますね?

特に、壊疽については、一度は皆さんもご覧いただいた方が良いと思います。自覚症状がないものを放置すると自分がどうなってしまうのか、という事をきちんとご認識ください。興味のある方は、Google検索のリンクをこちらに貼りますので、見てみてください。(お食事中などは避けてください。かなり痛ましいです。)

つまり、一言で言うと、

「糖尿病それ自体」は自覚症状もほとんどなく、自分で気づくことはかなり難しいが、軽く見ていると取り返しがつかないことになる

ということです。

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糖尿病になったらどんな生活が待ってる?

糖尿病になったときの通院のイメージは、高血圧の時と大きくは変わりません。

※あくまで、モデルケースを想定しておりますので、1つの参考として捉えてくださいね。

糖尿病と診断されるまで

おそらく、自覚症状が先に来て、クリニックへ相談へ行く人は、ほぼいないのではないか、と思います。糖尿病自体の自覚症状もありますが、「糖尿病かも?」と考えることはほぼないと思いますので。

糖尿病の主な自覚症状は以下のようなものです。(参考:日本イーライリリー

  • 疲労感
  • 皮膚が乾燥して痒い
  • 手足の感覚が低下する、または、チクチク指すような痛みがある
  • 感染症によくかかる
  • 頻尿
  • 目がかすむ
  • 性機能の問題(ED)
  • 切り傷やその他の皮膚の傷が治りにくい
  • 空腹感やのどの渇きがひどくなる

これで自分が糖尿病かもしれない、と思うのは「流石に考えすぎかも?」と思ってしまいますよね。

なので、基本的には、会社などの健康診断で血糖値が高めと言われ、クリニックの受診を勧められるケースが1番多いのでは、と思います。

ただ、ここも高血圧と同じように、言われてすぐ、特に”初めて血糖値が高いと言われた時”にすぐクリニックへ相談へ行く方は多くはないのでは、と思います。(どこのクリニックへ行こうか、いつにしようか、これから治療が始まるのか、、、などなど、不安や気になる事が多くて、なかなか踏み出せないですよね)

ケースによると思いますが、数年(3年くらい?)続けて血糖値が高い、などの健康診断が出て、ようやくその気になる、というのが治療のスタートなのではないでしょうか。(もしくは、ご家族から心配されたりして、しぶしぶ行く、という感じかもしれませんね)

糖尿病の治療について

糖尿病の治療も、”生活習慣病”という言葉で総括されていたように、まずは

食事、運動の習慣を改善する

という事が第一優先です。

そもそも、高血圧も同じですが、どんなに薬を飲んでも身体に取り入れる食事が原因を生み出し続けていれば、よくならないのはイメージがつきますよね?

矢印の大きさは作用の大きさを表しています。

むしろ、ドクターの話を聞いていると「薬で血糖値が簡単に下がるから、まだいける(=甘いものを食べられる)」と考える人も少なくないのだとか。

生活習慣病において、薬は根本治療ではなく、あくまで対症療法です!

※冒頭にも記載した通り、食習慣が原因の2型糖尿病において、の話です。1型糖尿病は糖尿病になる理由が違いますので、この限りではありません。

糖尿病の薬には、以下のようなものがあります。

経口薬

・スルホニル尿素薬(もしくは速効型インスリン分泌促進薬)
・α-グルコシダーゼ阻害薬
・ビグアナイド薬
・チアゾリジン薬
・DPP-4阻害薬
・SGLT2阻害薬
・経口GLP-1受容体作動薬
・ミトコンドリア機能改善薬
注射剤

・インスリン製剤
・GLP-1受容体作動薬

けっこう種類がありますね。

※余談ですが、元製薬メーカーで糖尿病の薬を売っていた身からすると、注射薬の”GLP-1受容体作動薬”はその効果から”痩せ薬”として美容系クリニックで使われる事も多いようなのですが、そういった本来の使い方(=国が定めた使い方)以外の使用は、副作用だったり医原病の温床にもなりかねないと思うので、反対です。

薬の効果の発揮の仕方は様々あるのですが、順序としてはざっくりと、経口薬を飲んでも改善しなければインスリン注射となる、と覚えると良いかもしれません。

インスリン注射が必要なところまで行ってしまうと、食事の改善だけではもうどうにもならず、注射をし続けなければなりません。(身体の中でインスリンを作っている膵臓のβ細胞という部分が死んでしまい、もう元に戻らないため)

つまり、ここに来るまでに、食生活を改善し、運動習慣を身につけ、それでもだめなら薬を飲むしかない、という事です。

細かい話をすると、ドクターが薬を処方する際に「科学的根拠に基づき、どのような種類の薬を処方すべきか」という参考にできるガイドライン、というものもありますので、もしご自身が薬を処方される立場の場合は、1つの状況把握の参考になるかもしれません。(参考リンク:糖尿病標準診療マニュアル2022 7ページ)

薬の副作用については、2000年以降に出てきた薬(DPP-4阻害薬など)では頻度高く重大なものが出てくることは多くはありませんが、そもそも上記のように、薬で血糖値を下げてもその分食べる、みたいな生活をしていたら、結果としては血糖値は下がっていないため「副作用を発生させるために薬を飲んでいる」という状況になっていますよね。

続きは後編で。↓

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