今回は、僕が発信をするきっかけでもある、【健康保険とはなにか?】について、改めてですが解説をしたいと思います。
まえがき
皆さんも、当たり前のように給料から”健康保険料”というのが引かれていると思うのですが、この「控除」の欄にあるものが、なぜ引かれて何に使われているのか、きちんとご存知でしょうか?
今回のテーマでもある”健康保険料”を含めた【社会保険料】は、払ってすぐにその恩恵を受けられる、という人は少ないものになっています。
もちろん、日本人が安心して暮らすための大事な制度が社会保険料によって支えられているのは間違いありません。
しかし、僕が問題だと思っているのは、「給料の上がり幅に対して、天引きされる金額が増えすぎじゃない?」ということです。
これでは、生活を良くしたい、もう少し自由な生活をしたい、やりたいことをもっとやりたい、と思っても難しいですよね?
なので、社会保険料、中でも”健康保険料”がみんなの頑張りでもっと「適正化」できるのではないか、と僕は考えているため、そのための方法を広めていきたい、というのがこのブログの趣旨になっています。
その前提として、まずは社会保険とは何なのか、そして健康保険とは何なのか、について改めてお話ししたいと思います。
”健康保険”とは?
そもそも、”健康保険”とは何なのでしょうか?
まず始めにですが、先程から僕が使用している”健康保険”という単語は、あまり正確ではありません。
僕は目的として「給与明細上の金額」という部分を意識して、”健康保険”という表現に統一しているのですが、その中身は病院にかかった時などに使用される「医療保険」のことです。
僕はサラリーマンなので健康保険料が引かれていますが、自営業の方などは国民健康保険料をお支払いされていますでしょうか。
※なぜ医療保険と表現しないかと言うと、これは「民間の医療保険」=がん保険や生命保険と紛らわしいからです。僕が取り上げているのは、日本の公的扶助の仕組みの方だとご理解ください。
少し脱線しましたが、改めてこの健康保険とは何か、という前に、社会保険について、少し触れます。
社会保険には、上記の図のように5種類あります。が、5番の労働者災害補償保険の保険料は全額会社が負担してくれています。いわゆる労災保険ですね。なので、サラリーマンはこの項目で手取りが少なくなる、という事はありません。
そして健康保険とは、病気になった時や怪我をした時などに医療を受けた場合に、その金額の一部を代わりに負担してくれる医療保険制度のことです。(ややこしいですね。”払う時は健康保険”、”使う時は医療保険”という名前になる、という認識で良いのではないでしょうか。)
もう少し正確に知りたい方は、以下をご参照ください。
なぜ僕が健康保険をターゲットとしているのか?
この社会保険のうち、環境に左右されやすい、つまり逆に言うとコントロールしやすいのが、健康保険なのではないか、と考えている訳です。
何故なら、雇用保険や厚生年金は内容や金額が減ってしまったら困るものばかりだからです。
例えば、育休を取った時の「育児休業給付金」も雇用保険の一部ですし、厚生年金はそのまんまで自分の年金に直結します。(雇用保険は失業した時だけの制度ではない、ということです。)これは、「お金を払わなくてもいいですけど、その代わりに低くなります」だと困りますよね?
一方で、健康保険(と、結果的に介護保険も)については、コントロール可能だと思っています。
なぜか?僕は決して【必要ない】と言っている訳ではありません。上記と同じく、もらえる金額が低くなっては困るものだと思っています。
しかし、1番大きな違いは、
健康保険は利用する人が少なくなっても問題ない
という事です。
僕は他の投稿でも何度も繰り返していますが、「みんなが健康になって」、「医療にかかる人が少なくなれば」、これほど多くの健康保険料を支払わなくてもよいのではないか、と考えています。
再度お伝えしますが、必要ない訳ではないので、0にする必要はありません。
しかし、誤解を恐れずに言うと、自分で管理すれば治せるのに、他人に自分の身体を預けてしまうからいつまでも良くならない、というケースが多々あるのではないでしょうか。
こちらの投稿でも記載していますが、この世の中に、”あなたの事を本気で心配して、あなたのために何かをしてくれる他人”はほぼ存在しません。家族や恋人、友人くらいでしょう。
みんな、あなたからお金が欲しいから、あなたに何かをしてくれるのです。(何か、というのはサービスなどの無形のものも含みます。)1回の金額は大きくなかったとしても、1ヶ月、1年、10年と長くお金を取れれば良いのです。
自分が納得して、”自分の時間をかけて稼いだお金”を払うだけの価値があることに、きちんとお金を使うためにも、ぜひ目に見えるリスクは回避しましょう。
少し長くなってきたので、続きはこちらで。次回は「みんなが病気にならなくなったら健康保険料は本当に下がるのか?」ということについて解説します。
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