『1日3食をやめなさい!』を要約してみた

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・本要約
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この記事では、『1日3食をやめなさい!』(著:内海聡、出版:あさ出版)を要約します。

この書籍は、簡単に要約すると

  • 現代人はいわゆる”食べすぎ”である
  • 特に、身体に悪影響を及ぼす”悪い食べもの”を摂りすぎている
  • ”食べすぎている”にも関わらず、”悪い食べもの”ばかりなので、【隠れ栄養失調】になっている
  • では何を食べるべきか?

ということを教えてくれる本になっています。

僕もかつては「つけ麺500gまで大盛り無料!」みたいなつけ麺屋さんでお腹をいっぱいにしていた種類の人間です。(笑)

white scoop on white ceramic bowl
Photo by Quang Anh Ha Nguyen on Pexels.com

しかし、その生活の中では仕事もあまりはかどらず、いわゆる”平凡なサラリーマン”の思考、行動、成果だったと思います。(今がどれくらいか、は別にして。)

僕が着目している【日本の医療費を減らす】という問題の大元として、塩分の摂りすぎや糖質の摂りすぎ以上に、この”そもそも食べすぎ”が1番の根本的な問題なのではないかな、と本書を読んで感じました。

また健康法やダイエット法などは、「体質」や「その方法自体の好み」、「どのような不調に悩んでいるか」によって向き不向きがあると思いますが、【1日3食を止める】ということは、ほぼすべての日本人に当てはまるものなのではないかと思いました。

とても参考になりましたので、今日からの生活を良い方向へ向けるためにも、ぜひ1度読んでみてください。

この記事では、特に面白いと思ったポイントに絞って、要約させていただきます。

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オススメパート①:身体にとって「しんどい」食べること

一般的に、食べ過ぎると老化が促進されたり、様々な病気を引き起こしたりすると言われています。

これはなぜでしょうか?それは、

  • “量”をとり過ぎること
  • “ある特定のもの”をとり過ぎること

二つの面があり、このセクションではなぜ「”量”をとり過ぎると老化が早まってしまうのか」について説明されています。

人間は、食べることで外から栄養素を取り入れ、体を作りエネルギーを得ています。

一方で、食べ物を消化・吸収するには長いプロセスが必要です。

消化・吸収とは、体にとって正直「しんどい」ことなのだそうです。

食べ過ぎるほどに胃腸や肝臓を始め大半の内臓が働きっぱなしになり、ドンドン内臓は疲れ、消耗し、老化していく、と著者は言います。

(これは僕個人のコメントですが、世の中に使っていて壊れないものなどないですよね。人間の身体も同じだと思います。)

また、食べ過ぎることで「活性酸素」が体内で作られすぎてしまう状況になるそうです。

(この活性酸素がどれだけ悪いものかはよくネットなどでも取り上げられると思います。)

もちろん、この活性酸素が作られ過ぎてしまう事は、食べ過ぎばかりが原因ではありません。過度の運動、喫煙や飲酒なども原因の1つです。

しかし運動やタバコを吸うこと、お酒を飲むことはする人もいれば、しない人もいます

一方で食べることはどうでしょうか?

断食をしている人以外は、食事をしない人などいません。

それだけに、食べることで体にかける負担の増減が、そのまま健康を左右しやすいのだそうです。

健康を保つためには消化・吸収にかける労力を必要最低限に抑えること、言い換えれば必要最低限だけ食べること

果たして”1日3食”は人間の体にとって、必要最低限な労力なのでしょうか?

”1日3食”は体に余計な負担を強いて、老化を早める極めて不健康な習慣だと著者は断言しています。

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オススメパート②:「朝食を食べないと…」のウソ

このセクションでは、食べ過ぎないことで健康で長生きできる理由について、説明されています。

ここで僕が取り上げたいと思ったのは、おそらく日本人の99%がそうだろうと思っている「朝食は食べるべき」という常識に対する反論です。

著者は【朝食をとるべきではありません】と断言しています。

(急にそんなこと言われても、、、という感じですよね。)

栄養学や医学の観点からは、「栄養バランスが悪くなる」とか「血糖値の上がり下がりが激しくなる」などの観点で、規則正しい1日3食の生活が推奨されてきたことだと思います。

なぜ著者は、朝食をとらない方がいいと言っているのでしょうか?

その答えは、【人間の体は朝一番に食べ物を受け入れるように出来てないから】だそうです。

実は、体は空腹を感じた時に最も活動に適した状態になるそうです。

食べ物が体に入ると消化・吸収のプロセスが始まります。

つまり、食べ物が分解されて”ブドウ糖”になり、それが脂肪や筋肉に蓄えられます。

この一連のプロセスが終わるのにかかる時間はおよそ4〜6時間。

これが終わった頃に空腹感が生じます。

89ページより抜粋

言い換えれば、そもそも空腹感とは「今すぐ食べ物をくれ」というサインではなく「エネルギー補充完了」つまり「活動する準備が整いました」というサインなのだそうです。

なぜこのように考えられるか、という理由についても著者は言及しています。

その理由は、人間の昔からの生活にあると著者は言っています。

昔の人間は、狩りをして獲物を取って食べていた、ということは歴史の授業で学びましたね。

これは現代とは違い、お腹が空いたときにすぐに食べ物が手に入るとは限らないということになります。

なので、食べる→消化・吸収→空腹感→狩り→食べる…という空腹を感じてから食べるまでの間に活動が組み込まれたサイクルが自然と出来上がりました。

つまり、昔の人は食事から摂取したエネルギー消費するエネルギーがほぼイコールだったのではないでしょうか。

ところが、現代人は空腹を感じたらすぐに食べ物が手に入ります。

こうして、本来のサイクルが崩れ「食べる→空腹→食べる」という食べ過ぎのサイクルになってしまっているのです。

よって、見出しにもある、まだ何の活動もしていない朝、お腹いっぱい食べることは不自然であり、朝食べないと動けないというのはまさに「糖質ジャンキー」にほかならないと著者は断言しています。

一方で、個人的な見解ですが、子供に関しては多少エネルギー過多でも問題ないのでは、と思っています。

本書にあるように、使用するエネルギーと摂取したエネルギーが仮に完全にイコールならば、子供は成長にエネルギーを向けられず、【思うように成長できない】ということが考えられるからです。

(著者は別のセクションで「子供でも食べすぎ」と言っておりますので、やはり「その子の状況」にもよるかもしれませんが。)

ただ、とはいえ会社や市区町村などで健康診断をうけるような歳の方々はこのセクションの通り、朝食を食べなくても良いのではないかな、と思います。

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