ちょっと知ったかぶれる!薬のオモシロ5選

<<この記事は広告を含みます>>
close up photo of medicinal drugs まとめ系
Photo by Pixabay on Pexels.com
この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

胃薬、精神薬:ドグマチール(ジェネリックだとスルピリド)

続いては、なんと「胃薬」と「向精神薬」の両方に使っても良い(=適応症がある)と認められている、ドグマチールというお薬です。

今は胃薬として使われることはほとんどなくなったようで、主に精神薬として使われることが多いようです。

しかし、この薬は、元々「胃薬」として開発、使われてきたのだそうです。

患者さんがこの薬を服用していたところ、気分が明るくなったという”別の効果”が分かり始め、うつ病や統合失調症にも使われるようになった、という経緯があるそうです。

(使っている途中に新しい効果が”分かり始めた”というのがポイントですよ。事前には把握が出来ていなかった効果があった、ということです。)

その後、おそらく胃薬については、他の薬の開発が進み、より効果が強いものが使われるようになったのでしょうか、向精神薬として使われるケースが多くなった、という事のようです。

(ネットでも、この薬を解説しているのは、消化器内科の先生ではなく、精神科の先生の方が多いようです。)

【精神科医が解説】スルピリド(ドグマチール)の効果と副作用 - 【公式】田町三田こころみクリニック|内科・心療内科・糖尿病内科
スルピリド(ドグマチール)は、胃薬や抗うつ薬としても使われる抗精神病薬になります。古くからあるお薬で使いやすく、広く使われてきました。しかしながらスルピリドは、特に女性では高プロラクチン血症から生理不順などをきたしやすいです。ここではスルピ...

「胃薬としても向精神薬としても使える」なんて言われたら、少し驚きませんか??

一見関係なさそうだが、全く別の病気に作用する薬もある、という一例として、取り上げてみました。

余談ですが、なぜこのような作用をするのかというと、この薬が”脳”に働きかけるから、だそうです。

胃薬と言われると直感的にお腹を想像してしまいそうですが、脳の「胃の粘膜を保護する働きをする物質」の働きを助けることで、胃の粘膜を増加して胃薬として作用します。

しかし、同じ脳の中の「感情を司る部分」などにも同じように作用するため、うつ病や統合失調症などにも効果が見られたそうです。

ここから言えるのは、「1ヶ所では良い効果をもたらしても、別の場所では悪い効果をもたらすこともあるのでは?」という考え方が成り立ちますね。(この薬は、たまたま良い点が取り上げられていますが、もちろん同じ作用によって生じる副作用もあります。)

身体のどこかにはプラスの効果でも、他の部分にはマイナスかもしれない
スポンサーリンク

かぜ薬+胃腸薬

次は、特定の薬という訳ではないですが、お子さんがいらっしゃる方にはよく馴染みがあるかもしれません。

かぜ薬をもらう時に、一緒に胃腸薬や整腸剤をもらうことってないでしょうか?

なぜ、かぜ薬(抗菌薬)と胃腸薬を一緒にもらうのか、考えたことはありますか?

もしくは先生から説明がありましたか?

その理由は、かぜ薬の副作用でお腹の調子が悪くなるから、です。

細かいことは専門家の解説にお任せしますが、悪い菌だけではなく、身体に良い影響をもたらしてくれる”いい菌”まで殺してしまうのですね。

抗生物質に整腸剤(レベニン、ビオフェルミン)を併用する理由 | 綾瀬市 あやせ耳鼻咽喉科|神奈川県綾瀬市
抗生物質を飲んだら 下痢になったという経験はありませんか? 病気の原因になる細菌を抑えるために 効果的な薬である抗生物質ですが 腸内細菌に影響することもあるのです。 腸内細菌を殺してしまい 腸内細菌のバランスが崩れてしまいます 本来 抗生物...

ちなみにではありますが、風邪薬、つまり抗菌薬とは基本的に「菌に対して効果があるもので、ウイルスに対しては効果がない」です。

ウイルス由来の風邪などは、鼻水を止めたり熱を下げることしかできないのです。

少し話が逸れましたが、この「かぜ薬+胃腸薬」の組み合わせは、”薬の副作用を薬で補う”典型例だと思い、取り上げました。

風邪以外にも、このように副作用対処が必要な薬は他にもありますね。

痛み止めなどもお腹を荒らしてしまうので、整腸剤が必要になったりします。

こういう事が原因で、ご高齢の方などは飲まなければいけない薬が10種類近くにもなってしまうことがあるのですね、、、

スポンサーリンク

まとめ

今回は僕が思いついたものを例として挙げた形ではありますが、世の中にはさらに多くの薬があり、様々な効果や副作用を発揮しています。

特に、実はまだ知られていないような効果や副作用がある薬もあるはずです。

「お医者さんがコレで大丈夫って言ったから」や「詳しいことはよくわからないから」という理由で、他人に自分の身体を預けるのは、本当に良いことでしょうか?

医療に対して、ではないですが、似たような内容の記事も以前に書いています。

FIREを目指すなら気づいて欲しい、誰もあなたの健康を気遣ってはいない(後編)
この記事は、自分の健康に自分で責任を持つ、という記事の続きです。 脳科学的な視点 Photo by Anna Shvets on Pexels.com 続いて、こちらでは【脳科学的な視点から消費者の行動を企業が操作しているのではないか】とい...

悪い言い方をすると、

お医者さんはあなたの健康を第一には考えていないです。

なぜなら、手術の事故などで直接的にミスがあった場合は責任がハッキリしますが、通常の診察では「何のせいで症状が悪化したか」が明確にわからないケースが多いからです。

調子が悪くなったとしても「普通に加齢ですよ」みたいな一言で終わってしまうケースもあると思います。

そして、今まで親身になって診てくれていたかかりつけのお医者さんから「これ以上は大病院に行ってください」と言われ、そこでは自分のことをよく知らない別の先生に「症状だけを治療」されるようになります。

つまり、あなたは自分で自分のことを考えてあげなければ、症状が悪くなった状態で1人で”取り残される”訳です。

これって、幸せな人生でしょうか?

この記事があなたにとって、少しでも「薬を飲むってなんだろう?」というきっかけになってくれたら嬉しいです。

目指すは、みんなが健康になって医療費が減り僕の、そしてみんなの手取りが増えること!!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!もしこの記事が何かの参考になれば、他の人にもシェアして頂けると嬉しいです!

にほんブログ村 健康ブログ 健康管理へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他生活ブログ 金融リテラシー ・マネーリテラシーへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました