最初の1歩目は身体のホルモンを調整する所から始めると効率がいい
前章で、どれだけ”あなたの意識”が、いわば「無意識でもある脳内ホルモン」にコントロールされているか、お分かりいただけたことと思います。
身体が整っていない状態で、頭だけ切り替えて「意識が高いこと」をやろうとしても、それは不可能に近いです。
- 練習なしでフルマラソンを完走しなければいけない
- 明日からサラリーマンを辞めさせられ、自分で稼がなければいけない
- 装備を整えずに山に登らないといけない
こんなこと、急に言われても無理ですよね?
実はあなたの身体も、全く同じなのです。
もしも、あなたが変わりたい、と本気で思っているのであれば、いきなりテクニックやスピリチュアルな話に手を出すのではなく、きちんと順序を追って基礎から固めることをオススメします。
タイトルにもある、”GRID”やら”レジリエンス”やら”ロジカルシンキング”なども、聞いてすぐに実践できるのは「実践できる身体の環境が整っている」人で、そこに難しさを感じるようであれば、まずは身体をしっかりと作っていきましょう。
身体の環境を作る”モト”は食べるもの
さて、長くなりましたが、僕がこの記事で主張したかったのは、この章です。
これまで散々、頭を使うことについても身体作りが必要だと書いてきましたが、では”どうすれば身体作りができるのか”ということが大切ですよね。
その答えは、食べるものです。
改めて認識すると納得感があると思いますが、人間が身体を動かすためには、様々な栄養素や物質が必要です。
その物質は、どのように身体に取り入れるのでしょうか?
健康な方であればチューブで直接体内に入れる、ということはないので、口から取り入れますよね。(少し回りくどいですが、あえてこのように表現しています。)
つまり、口に入れるものが、身体を作っている、ということです。
現在、この記事をここまで読んで下さるような、「変わりたいけど変われない」という悩みをお持ちの方は、きっと
- 食生活が乱れていたり、
- カップラーメンや冷凍食品などの加工品だったり、
- 原価が下げられた外食の食べ物など
でご飯を済ませていませんでしょうか?
僕がそうだった、という主観ベースの話ですが、現代の様々な面を切り取っても、この仮説は一定の説得力があるのではないか、と考えています。
加工品には「便利さ」という現代を支える強力なメリットがありますが、だからこそ、その”副作用”的な面も大きいと言われています。
例えば食品添加物などは、一般的には国の認可を得て使われている、と言われていますが、
- 長期期間での研究データを取れない
- 複数物質を同時に摂取した場合の化学変化についての考察が不十分
など、その影響の調査方法には疑問があったり、いくつかの指摘があります。
また、加工品でも”ビタミン配合!”などの食べ物、飲み物も売られていますが、自然の野菜と比較すると、「その成分しかない」のか、「他の成分も含まれているか」という点で大きく異なります。
具体的には、加工品には〇〇という物質しか含まれていないが、自然の野菜には〇〇以外にも様々な成分が含まれていて、〇〇以外の成分が身体に良い影響をもたらしてくれることもあり得ます。
今回、僕自身も「人間の現状の研究でわかっていること」を根拠として取り上げましたが、人間の身体の仕組みや栄養成分など自体も、まだ解明されていないことも多くあります。
このような理由で、僕は加工品よりも自然に近いものの摂取をオススメしているのです。
特に、「変わりたいという覚悟がある」、「自分に劣等感があり、自己肯定感を高めたい」、「1秒でも健康な時間を長く保ちたい」など、”野菜は高い”という金銭的なデメリットを超える覚悟がある方は、まず食事から変えることをオススメします。
まとめ
この記事では、良い習慣を身に着けたい、ワンランク上の人間になりたい、成長したいが思うように行かない、など、前に向かう意思がある方に向けて、打ち手をご紹介しました。
個人的には、人によって事情は様々あると思いますが、「食べ物を変えること」に金額的なデメリットを感じる方は、本気で変化したいと思う時までそのままで良いと思います。
他人の意見に流されて変化しようと思っても、それこそこの記事で書いたように”身体は変化しようと思っていない”という状況になります。
本気で何かを変えたい、と思った時は、ぜひ最初に「食」を変えてみてください。
蛇足ですが、僕個人は無農薬や”自然栽培”の野菜をオススメしていますが、今回の記事ではその点は決定的な根拠がお示しできるかわからなかったので、こだわっていません。
ただ、僕は野菜が昔から嫌いでドレッシングをビチャビチャにかけないとサラダが食べれない人種だったのですが、そんな僕が野菜を”美味しい!”と思えたのが、有機栽培や自然栽培の野菜だったので、野菜嫌いの人こそ試して欲しいな、とは思っています。
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