食事を改善すべきケースその①〜生活習慣病もしくは血圧などの検査値が高い〜
では、食事を含めた生活習慣を改善すべきで、薬や医療を使っても意味がないと考えているケースはどのようなものでしょうか。
代表的なものは、高血圧、糖尿病、脂質異常症、アレルギーなどの生活習慣病です。
これは原因と結果を考えれば明らかです。
生活習慣病が起きてしまう理由は、体内に原因となる物質が過剰に入ってきて、外に出すよりも体内にある状態の方が多くなってしまうからです。
僕はこの状態を、他の記事で”返済額よりも借金を増やす額の方が多い”と表現しています。
当然、借金がどんどん膨らんでいくのが想像できますね?
ここで薬の力を使って多少返済額を増やしたところで、借金をする額の方が大きければ意味がないのは、お分かりいただけますでしょうか。
食事を改善すべきケースその2〜メンタル的な不調〜
メンタルの不調なども、まずは食事の改善を狙ってみると良いと思います。
胡散臭いスピリチュアル系の話は置いておいて、少し医学について勉強をすると、人間の感情や気持ちは、脳内の電気信号やホルモンの作用の結果、だということがわかります。
アドレナリン、ドーパミンなどの物質は、耳にすることがあるのではないでしょうか?
つまり、脳内の物質をうまくコントロールできればメンタルも安定するかもしれない、と言えるのです。
では、この脳内の物質はどうやって生み出されるのでしょうか?
その答えは、かなり簡単にまとめて言うと、食事によって得たタンパク質からアミノ酸が合成されて、脳内物質に変換されていく、ということです。
なので、特に偏った食事などをされている方は、なんとか野菜などを取れるようにすると、メンタルの不調が改善するかもしれません。
ただ、人間関係などから生じるストレスを否定するつもりは一切ありません。
しかし、食事を改善しメンタルが安定すると、そういった外部の刺激にも強くなるということが言われているので、結果的に今までストレスと感じていたものに対する抵抗力も身に付くかもしれません。
食事を改善すべきケースその3〜胃腸の不調〜
お腹関連で不調が出やすい方も、食べるものを見直して見ると改善するかもしれません。
例えば、お通じが悪い場合。
薬などで無理やり出すのも、出さないよりはマシかもしれませんが、これも原因を考えてみることが大事なのではないでしょうか。
薬には必ずリスク(=副作用)があります。起きるかどうかは別として、「ある」のです。
お通じを良くする“だけ”の効果を持った薬は、この世に存在しません。身体の他の場所で、薬の効き目が出てしまう可能性も0ではありません。
こういったことを考えると、お通じが悪くなる原因を取り除いた方がノーリスクだと思います。
お通じを例に挙げましたが、これに限らず、胃腸が荒れるのは
- ストレス
- 食べるもの
のどちらかが原因です。
ストレスは現代で生きている限り、どうしても避けようがないでしょう。
しかし、食べるもの”でも同時に”胃や腸を傷つけてしまっては、体調が改善しないのは当然なのではないでしょうか。
ダメージを受ける分は、食事で回復してあげる、と考えるのが良いのではないでしょうか。
まとめ
今回は、「医療を頼るべきケース」と「自分が変わるべきケース」を列挙してみました。
なんでも薬に頼れば、自分は今の生活、ひいては自分自身を一切変えなくていいので、とても楽ですよね。
しかしその分、薬がないと生活できない身体になるのではないでしょうか。それはいわゆる”薬漬け”というやつではないでしょうか?
薬の効果を無毒化してくれる肝臓や腎臓などの臓器も、無限ではありません。
食生活でさんざん痛めつけた上に、薬の代謝という余計な仕事を増やしては、近い将来に臓器が壊れることは目に見えて明らかです。
この世にサービス残業が増えて嬉しい人がいるでしょうか?
身体を管理しているあなたからは、臓器に対して報酬はきっと支払っていないはずなので、これはサービス残業と言えますよね。
転職(=他の人の身体に移ること)することもできず、毎日のようにサービス残業をさせられる臓器を、少し労ってあげてみるのもいいかもしれませんね。
その「自分の身体を大事にするという感覚」が、「自分を大事にしている」という感覚になり、自己肯定感を支えてくれる1つになると思います。
ぜひ、もっとあなた自身を大事にしてあげてください。
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