スポンサーリンク
フィト(ファイト)ケミカルまとめ【随時更新】
この記事は約4分で読めます。
あ行
アスコルビン酸(ビタミンC)
元は壊血病の予防因子として発見された
脳下垂体、副腎、前房水に多く含まれる
体内のコラーゲンや種々の生体物質の合成や分解、ビタミンEの再生にも関わる
脳内神経伝達物質のドーパミンからノルアドレナリンへの代謝にも関わっている
白血球の働きを助け、免疫力を高める
不足すると体の疲れ、目の疲れ、歯肉炎、食欲不振などの症状が出る
喫煙者や飲酒量の多い人は不足がちになりやすい
強い還元能力を持ち、スーパーオキシド、ヒドロキシラジカル、過酸化水素などの活性酸素類を消去する強い抗酸化力を持っている
ビタミンEと相乗的に抗酸化作用を示す
多く含まれるもの:赤ピーマン、芽キャベツ、ブロッコリー、菜の花、青ピーマン、ゴーヤ
アスタキサンチン
抗酸化作用が強く、抗炎症作用を示す
多く含まれるもの:エビ、タイ、キンメダイ、サケ、カニ、ます、いくら、藻類
アピイン
多く含まれるもの:パセリ、セロリ
アホエン
アリシンに100°c以下の熱が加えられて変換されたもの
抗菌作用、抗炎症作用、抗血栓効果や動脈予防効果が確認されており、アンチエイジング効果が期待できる
多く含まれるもの:玉ねぎ、にんにく、長ネギ、エシャロット、ニラ、らっきょう
アリシン(硫化アリル)
硫化化合物の刺激性香気成分で、辛味もある
にんにくなどを切ったりすると、いくつかの過程を経てアリシンに変換するが、不安定な化合物なので100°c以下の熱で加熱するとアホエンに変わる
強力な殺菌効果と抗酸化作用がある
またビタミンB 1の吸収を助け、疲労回復に効果がある他、解毒作用などもある
多く含まれるもの:玉ねぎ、にんにく、長ネギ、エシャロット、ニラ、らっきょう
アリルイソチオシアネート
わさびやからし、菜の花の辛味成分
がん予防、血栓防止作用、抗菌作用がある
多く含まれるもの:わさび、からし、マスタード、大根、菜の花
α(アルファ)カロテン
動物実験において、肺や肝臓、皮膚、目の組織など、さまざまな部位で発がん性抑制効果が認められている。
抗酸化力はβカロテンの10倍ほど。
α(アルファ)ピネン
多く含まれるもの:ミョウガ、春菊
アントシアニン
植物に含まれる紫色の色素
紫外線や強い太陽光から、光合成を行う葉緑体を痛めないように守る役割をしている
活性酸素の一種であるラジカルの消去活性などにより、強い抗酸化作用があり尿路感染症予防効果などがある他、アンチエイジング作用が確認されている
その他、肝機能改善、血圧上昇抑制、目の機能向上などの作用もあることが分かっている
特に紫いもにおいては、血糖値低下、肝障害抑制、血圧低下などの効果もあることが研究されている
多く含まれるもの:ぶどう、ブルーベリー、赤しそ、紫いも、スイカ、カシス、ラズベリー、りんご、いちご、黒豆、なす、黒米、赤玉ねぎ、黒ごま
イソシアネート(イソシアナート)
硫黄化合物の一種で、大根おろしの辛味やワサビの刺激性香気の元となる成分
殺菌作用、食欲増進効果などが確認されている
多く含まれるもの:大根おろし、わさび
イソチオシアネート
多く含まれるもの:キャベツ、大根
イソフラボン
イソフラボン類の総称としてイソフラボンと表現される(イソフラボン類にはダイゼイン、ゲニステイン、ビオカニンA、 フォルモネチン、グリシテインなどがある)
女性ホルモンのエストロゲンに似た作用するといわれており、過剰摂取による人体への影響も懸念されている、という報告もある
2型糖尿病、更年期障害、骨の健康維持に有効性が認められている
しかし、新生動物や妊娠動物の実験では生殖機能などへの影響も示唆されており、サプリメントによる過剰服用は注意が必要
多く含まれるもの:大豆や葛などのマメ科
エピカテキン
→カテキン
エピガロカテキン
→カテキン
エリオシトリン
抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を防いで動脈硬化を予防する
多く含まれるもの:ライム、レモン
オイゲノール
バナナなどに含まれる香気成分
白血球を増やす働きがある
熟したバナナの方が、より多く含んでいる
多く含まれるもの:バナナ
オルニチン
遊離アミノ酸の1つ
肝臓の機能回復を助ける
お酒を飲んだ後に「しじみの味噌汁を飲むと良い」と言われるのはこのオルニチンの効果
アンモニアの体内濃度が高くならないように、肝臓での尿路生成を行うオルニチン回路で尿素に変え、排出・解毒してくれる
多く含まれるもの:しじみ、キハダマグロ、チーズ、枝豆