オススメセクション①:1章 僕のこだわりレベル
まずは、こんな本を書く僕が、実際どれくらいのオーガニック志向なのか、ということについて、紹介しています。
ぜひここは実際に読んでいただければと思うのですが、おそらくあなたが普段している生活とはかけ離れたものなのではないでしょうか。(笑)
一言言えることは、電子レンジはなくても特に困らない、ということですかね。
料理をされる方なら、時短料理においてどれだけレンジが重要な戦力か、ということをご存知なのではないでしょうか?
それを一切使わずに料理をする、などの点で、わざわざそうしている、というこだわりを読み取っていただければと思います。(ちなみに、オーガニック志向の方が全員そう、という訳ではないです。)
オススメセクション②:3章 ”本物のオーガニック志向”をサイコグラフィックに考える
3章からは実際に、マーケティングの思考に踏み込んでいきます。
まずはじめに、ターゲットを想像する上で僕が大事だと思っている、サイコグラフィック分析を行っています。
デモグラ分析はよく使用されると思いますが、最近はサイコグラフィック分析も主流になりつつあるのではないでしょうか?(僕はマーケティング部門ではないので、現場の方の感触は知りませんが。)
単純な年代や性別、居住地だけではない、”価値観”で消費者を分析した方が良いのではないか、というやつですね。
しかし、このオーガニック志向を価値観で分析するのは、普通の食生活をしている方にはなかなか難しいのではないでしょうか。
例えば、「農薬や石油から作られた化学肥料、遺伝子組み換え食品などの危険性を認知している」という思考様式は、そもそも”なぜ農薬や化学肥料がいけないのか?”という疑問の理解から始まるので、非常に時間と労力がかかると思います。(ちなみに僕は、これに1年くらいかかってます。)
逆に、オーガニック志向である僕だからこそ、かなり具体的に想像できるのではないか、と思っています。
ただ先ほども記載したように、僕はマーケティングの経験があるというわけではないので、専門職の方に、この情報を参考にして分析などを深めていただければいいな、と思っています。
オススメセクション③:4章 オーガニック食品の購買ステップ
この章では、市場観や社会的なハードルなどについて考えています。
下記の図は、僕が自分が体験したオーガニック食品購入までのステップについて、図示したものです。
これもカスタマージャーニーなどの作成の一つの参考にしていただければ、と考えています。
オーガニック食品を実際に買うまでのステップとして必要なのは、
- 知れる(can get)
- 使える(can use)
- 行ける(can go)
- 買える(can buy)
という4つのステップです。(電子書籍や図では別の表現をしていますが、こっちの方がスマートな感じがします。笑)
正直、オーガニック志向が広がらない理由として、このそれぞれのステップを飛び越えるのにハードルが大きい、というのがあると思います。
一般の製品などと比較すると、マーケティングにおいては戦える前提すら整っていない状況、とも言えるでしょうか。
逆に言うと、だからこそ【本気で打ち込めば】他の分野よりも”簡単に”突き抜けることができるのではないか、と感じるのです。(普通のスーパーやコンビニで売っているような製品をバズらせる方が、100倍難しいのでは、と思います。)
まとめ
今回の電子書籍のコンセプトは、「すぐにでも使える、実用的な情報を提供すること」でした。
もちろん、この書籍の情報だけで、あなたのビジネスが上手くいく、とは僕自身も思っていません。
同じようなオーガニック志向の方でも、僕と全く違うことを言っている方もいらっしゃると思います。
あくまで、イチ個人(n=1)の「それってあなたの感想ですよね?」というスタンスで読んでいただければ幸いです。
しかし、一応言わせてもらうと、市場調査のような”マクロの数字”も大事かもしれませんが、こうした個人の”ミクロの視点”を拾うことこそ、ユーザー体験(いわゆるUX)の源泉になり、再現性の高い商品開発ができるのではないか、と、僕は今の会社の仕事を通じて感じています。
ぜひ、オーガニック志向の方のUX改善に、あなたが取り組んでくださることを願っています!
(書籍中にも書いていますが、詳細なインタビューなどをご希望の場合は、お仕事としてお受けもできますので、ぜひTwitterなどを通じてご連絡ください。)
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