FIREを目指すなら”使う力”を意識してお金の流れを考えよう

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・マーケティングリテラシー
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お金持ちは”どうやってお金持ちになった”か?

https://www.nomura.co.jp/el_borde/article/0006/

一方でK字経済などとも言われますが、日本人がみんな所得400万円、というわけではないですよね。

年収が突き抜けている方々も一定割合はいるわけです。

出典:e-Stat 令和元年賃金構造基本統計調査 一般労働者 職種

なぜ、このような方達はお金が稼げるようになったのでしょうか?

今更かもしれませんがちょっと整理してみましょう。

  1. 高い専門性を持っている
    • 医師や弁護士などの資格、コンサルなど
  2. 金額が大きく動く
    • 不動産、銀行、生命保険、機械、マスコミなどの業界
  3. 人を動かす立場にある
    • 大企業管理職や国家公務員、中小企業の社長

抜け漏れがあるかもしれませんが、イメージは何となく似たようなものではないでしょうか?

この3点の抽象化すると、以下のように考えられないでしょうか。

  • 高い専門性を持っている
    • 高いお金を払ってでも困りごとを解決して欲しい
      • がんの手術
      • 裁判
  • 金額が大きく動く
    • 高いお金を払っても〇〇が欲しい
      • 大きい家が欲しい
      • 事業拡大のために新しく設備投資したい
  • 人を動かす立場にある
    • 組織をまとめ、より効率的にお金が稼げる環境を作るスキルがある
      • 法律などのルールづくり
      • 課長や部長などの部下の管理
      • アルバイトや社員を雇う

もちろん、こんな単純な整理ではなく、業界・会社の中にも”人を動かす立場”は当然存在しますが、今回は簡略化してます。

こうしてみると、最後の「人を動かす立場」というのが、上の2つに比べて異質ですね。

大枠で見ると、上の2つは【欲しい側と提供する側が対等な関係】だと言えます。(会社の規模的な”下請”と”元請”みたいな関係性は置いておいて。)

しかし、「人を動かす立場」というのは明らかに上下関係ですね?

IT 業界などイメージすると分かりやすいですが、上流がいっぱいお金を持っていくのは、当然といえば当然ですよね。

https://ses-beginner.com/sier-japanit-end/

わかりきったことを回りくどく書きましたが、つまるところサラリーマンでは、現場社員では給料が上がらないのは当然なのです。(インセンティブがある会社は別かもしれませんが。)

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お金は循環している

Pixabayによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/534216/

さてここまで整理をすると、記事のタイトルや冒頭で書いたことが理解できるのではないでしょうか。

あなたが使った、支払ったお金は一体どこへ行くのでしょうか?

その答えは、特に相手が企業であれば、その企業の役員がもっと良い外車を買ったり、高級マンションを買ったり、”お気に入りのあの子”が欲しいものを買ってあげるために使われるのです。

決して、あなたの目の前にいる、今優しくしてくれた店員さんの給料がすぐに増える訳ではありません。

しかし、外車を売るディーラーも、高級マンションを売る不動産屋も、その人達はそれでお金を使いますよね。

そういう人たちは、どこでお金を使うのでしょうか?

例えばですが、上記の例えで言うと、”中ランクくらいの車”だったり、”都心の中古マンション”など、1段ランクが下がったところにきっとお金を使いますよね。

その1段ランクが下がったものを売っている人たちは、その収入に見合ったランクのものを購入するはずです。

数字で言うと、【1000万円のものを売る人の給料は1000万円ではない】ですよね?

ちょっと簡単に計算してみましょう。”食費にいくら”などの計算を無視して、使うお金の総額で考えます。

会社としても給料を支払おうと思った時、経費や税金、その他諸々でまるまる手取りになる訳ではないので、イメージとしては3割差し引いて支給するとして700万円くらいになる、と仮定しましょう。

そうなると、700万円のものを売る人の給料は、また3割引かれて490万円ですね。

と、考えると、下流に行けばいくだけ、収入が下がってしまうのはお分かり頂けますでしょうか?

しかも、みんなが使ったお金は、「人を動かす立場」の人のところに戻っていくのです。

なぜなら、一般層の方が買い物をするようなスーパーであれ、ファストフード店であれ、企業であれば役員のようないわゆる”経営幹部”の方がいて、そのような方の給料から順番に支払われていくからです。

これを簡易的な図にしたのが以下の画像です。表現は、野村総研の定義を流用し、一部イメージが付きやすいように変更しています。

なんとなくイメージが分かりますでしょうか?

冒頭にも書きましたが、”生活が楽にならない”のは当然の仕組みなのです。

あなたに給料を払うために設立された会社は1つもなく、会社の役員や創業者が【自分の収入を増やせるように作られた仕組み】の中で生きているからです。

もちろん、社員を大事にしなければ会社が立ち行かないと知っていて、社員を大事にしてくれる会社もあると思いますけどね。

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じゃあどうすればいいの?

mad formal executive man yelling at camera
Photo by Andrea Piacquadio on Pexels.com

これまでの話で、自分の手元にお金がぜんぜん来ない理由はわかりました。

でも大切なのは、じゃあどうすればいいか?という事ですよね。

もちろん明確な答えを持っている訳ではありませんが、僕なりの答えとしては、以下のようなものです。

  • お金の循環の上流に行けないかチャレンジする
  • (お金の稼ぎ方の面で)循環型の枠組みから抜け出し、対等型(挙げた例の1や2など)に切り替える
  • 今回挙げた例とは”別の循環”を作るか、そこに入る

これもちょっと抽象的ですので、少し具体的に内容を考えてみます。

お金の循環の上流に行けないかチャレンジする

これは1番わかりやすいです。

管理職の方が給料が高いんだったら、管理職になったらいいじゃん、という発想です。

自分で自立した行動を取らなくていい分、リスクもないですし、労力もサラリーマンとして働いている8時間の枠内で基本的には収まりますね。(残業や飲み会はありますけど。)

しかし、会社の状況やポストが空いているか、評価者が評価してくれるか、など他者要因が大きかったり、問題が解決するまで時間がかかりすぎるのが難点です。(ベンチャーとかなら、そんな事ないかもしれませんが。)

日本人の多くの人にとって、この方法が”1番の王道”、というべきでしょうか。

循環型の枠組みから抜け出し、対等型に切り替える

これは、お金の稼ぎ方を【同じランクで消費する循環型】で閉じるのではなく、【欲しいと思っているモノやサービスが手に入るなら、お金を出しても良い】と思っている”対等型”に切り替える、という考え方です。

(お金の使い方は結局、循環型になってしまいますが、自分のお金の手に入れ方の部分の話です。)

これは売るものが決まっているような会社に属していると、個人では工夫のしようがないかもしれませんが、だとしたら「個人でやる」というのも視野に入れます。

フリーランスのコンサルティング、などというイメージですね。

ただ、本業の他に副業的な形でやらざるを得ない可能性が高いので、かなり体力的にも大変かもしれません。

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