この記事では、あなたが無添加・自然派生活を今すぐに始めなくてもいい理由を4つご紹介します。
この辺りのリスクが自分の中できちんと管理できているなら、あなたに”無添加”や”自然派”は必要ありません。
是非、この先もジャンクの世界にどっぷりと浸かってください。
少しでも考えるところがある場合は、このサイトの他の記事も参考にしながら、ちょっとずつでもいいので無添加の食べ物を選ぶようにしてみると良いかもしれません。
無添加・自然派生活を今すぐ始めなくてもいい理由①:現在の収入が低い
一般的なイメージ通り、無添加やオーガニックの食べ物は、普通の食べ物と比べてコストが高いです。
それも当然で、昔(例えば戦前?)はむしろ無添加やオーガニックの食べ物しかなかったのです。
しかしその方法だと、
- 大量生産できなかったり、
- 品質にばらつきがあったり、
- 品質の管理が難しかったり、
- コストがかかり過ぎてしまう
ので、添加物や化学物質を使ってそれらを改善しようとしたのが、現在日本で多く流通している食べ物の数々です。
なので、無添加のものは高く、添加物が使われているものは安い、という構図になります。
ですが、そもそもを考えてみると、「無添加だから高い」のではなく、それが普通であって、安い食べ物の方が後から現れたのです。
無添加だと菌の繁殖などを抑えることができない、という反論もありますが、それは小売店のリスク管理や消費者側の保存の問題の可能性もあるので、一概に”無添加だから”と結論づけることはできないと思います。
しかしながら、やはりお金がなければ素材が良い食べ物が買えないのも事実です。
無添加・自然派生活を今すぐ始めなくてもいい理由②:将来の病気のリスクを人のせいにしない覚悟がある
将来、どんな病気になっても、病気になって辛いことがあっても、周りの人や社会のせいにしない「覚悟」がある、という方も、無添加生活をする必要はないでしょう。
具体的に例えると、タバコを吸う人で、がんになるリスクを理解している、という方の行動を他人(つまり僕)が変えることはできない、と思っています。
個人的にはもっと言うと、「病気になった後の医療費まで自分で払える」、というところまでがセットだと思いますが。
ともあれ、歳をとって病気になった時に、治してくれないお医者さんに八つ当たりしたり、家族に対して強く当たるのは、ナンセンスです。
その”病気になる”という結果は、あなたがそれまでの人生で選んできた選択の結果です。
無添加・自然派なら病気にならない、という意味では決してありませんが、少なくとも無添加・自然派の人は、自分の【未来】を考えて、【現在】の行動をコントロールしています。
未来のことなどどうでもよく、今楽しければそれでいい、という考えで生活しておきながら、病気になった途端に「どうして自分が…」などと考えるのは、少し都合が良すぎますね。
つまりこの話は、将来、後悔したくないのであれば、今から健康に気を使いましょう、というのと同じ意味だということです。
無添加・自然派生活を今すぐ始めなくてもいい理由③:他人に迷惑をかけずに人生を終わらせる覚悟がある
②と少し似ていますが、②は”メンタル面”の話で、こちらは実際の”行動面”の話です。
②でも少し触れましたが、あなたが病気になることで、周りの人(家族や主治医、近所の人)だけでなく、医療費という観点で社会全体にも迷惑をかけます。
逆に言うと、極論ですが、日本から生活習慣病がなくなれば、サラリーマンも自営業の方も今ほど多くの税金(=健康保険料)を取られる必要はなくなるのです。
日本において、安く医療を受けられるのは紛れもなく「皆保険」のおかげです。
逆に言うと、皆保険がある限り、病気の人が増え続ければ、もしくはちょっとの風邪で医療にかかる人が増えれば、あなたの給料は上がりません。
あなたの給料の上がり幅よりも、税金の控除額の方が多くなるため、手取りが増えるどころか減る未来の方が可能性が高いと言えます。
その意味で、皆保険を使って医療を受けることは、他人に迷惑をかけることと同義です。
保険が効く前の10割の金額を自分で払う資金力があるなら、僕はあなたの人生に何も文句は言いませんが、あなたが好き勝手に飲み食いタバコをした結果、医療にかかって僕の手取りを下げているのだとしたら、それは文句を言う権利があると思います。
無添加・自然派生活を今すぐ始めなくてもいい理由④:将来の医療制度がどうなっても対応できるお金がある
こちらも似たような話ですが、あなたは現在の日本の医療を取り巻く状況を知っていますか?
少なくとも、少子高齢化が進んでいてヤバい!というのはご存知ですよね。
(1)高齢化率は28.4%
我が国の総人口は、令和元(2019)年10月1日現在、1億2,617万人となっている。
65歳以上人口は、3,589万人となり、総人口に占める割合(高齢化率)も28.4%となった。
内閣府ホーム 令和2年版高齢社会白書(全体版) 1 高齢化の現状と将来像
3人に1人、とまではいかないものの、4人に1人以上が高齢者(=65歳以上)の方、という状況です。
年金などの話でも言われることですが、高齢者の方々に必要な支援を国民全体で税金として賄うのが徐々に難しくなってきています。
特に僕は医療業界で働いているので、一般の方々よりも医療業界の動向に詳しい自信がありますが、医療業界の”収入を決めるルール”(診療報酬)の動きを見ても、決して患者さんの負担を減らす方向には動いていません。
何が言いたいかというと、今後の医療制度は、自己負担額が3割であり続ける保証はどこにもないのです。
事実として、2022年には後期高齢者(=75歳以上)の方の自己負担額が、それまで1割だったものが2割に引き上げられています。
歳を取ってからの方が入院など、医療費が大きくなりがちになるにも関わらず、その時の方が自己負担額が大きくなる、というのは、かなり厳しい問題なのではないでしょうか。(しかも、その時は働いて収入を得られるかは不確実です。)
資産形成も何もせず、健康にも気を使わず、ヤバい、、、と思った時にはもう引き返せず、お金に困りながら人生を終えていく。
僕があなたに突きつけたい現実は、こんな未来です。
確かに日本の医療技術は世界有数のものですし、薬や手術を受ければ”ほとんどの場合”効果が出るでしょう。(僕から言わせると、それも根本解決ではないので問題の先延ばしであるケースが多いと思います。)
しかし、「治療が上手く行っていることで、人生が延長され、かかるお金も減りはしないので人生の質が高くならないまま人生が終わる」という逆説的なことが起きうるのです。
マーケティングの用語を使うならば、医療業界への1人当たりLTV(Life Time Value:その人が生きている間に支払ってくれる金額の総額)を上げるために生かされているのではないか、と思えるような事態です。
きちんと資産形成ができた方は治療費の問題に悩むことはないと思いますが。
あなたは、将来の”リスク”(投資の世界で言うところの、”良くも悪くもなる可能性”の意味)をきちんと理解して、今の行動を選んでいますか?
まとめ
今回は逆説的に「このリスク管理ができているのであれば、お好きな人生を生きてください」というテイストで書いてみました。
僕がお伝えしたいことは、いつもと同じで
今の生活では絶対に将来、何らかの病気になるので、健康にも投資をしましょう
ということです。
もちろん、今が大事、というのも、僕は納得しています。(僕もそう思います。)
しかし、時間が経って歳を取ると、病気になるという【今】がやってくる時が訪れ、入院や手術を受けなければいけないという【今】が来るのです。
あなたは無限に健康でいられる訳ではありません。
歳を取れば、見た目も体内も衰えて行きます。
かといって、これも当たり前ですが、自然派生活をしたからと言って絶対に病気にならない訳ではありませんし、生活を変えたら〇〇%病気になるリスクが下がります!ということも言えないのは事実です。
それでも、自然派生活をすることは、本当に美味しい食べ物に出会えるなど、未来への投資だけではなく、今の生活の質を高めることにも繋がります。
200円のカップラーメンや150円のおにぎりを食べる自分と、1000円かけて1日分の自炊をできる自分。
どっちの方が自己肯定感上がりそうでしょうか?
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