『医者に殺されない47の心得』を要約してみた

<<この記事は広告を含みます>>
・本要約
この記事は約6分で読めます。

今回は、『医者に殺されない47の心得』(著:近藤誠、出版:アスコム)を要約します。

本書は出版当初、かなり話題になったようですが、改めてこの時勢の中で目を通すと、深い学びがあるのではないかと思います。

本書は以下のような方々にオススメです。

  • 少しでも熱などが出ると、薬をもらいに医療機関を受診する方
  • 現在悩んでいる病気がなかなか良くならない方
  • “良い医者”を探している方
  • 医療業界の裏側を知りたい方
スポンサーリンク

本書の構成

本書は大きく分けると、2つの内容から構成されています

  • 医療について(1~3章)
  • セルフケアについて(4~6章)

医療について詳しく知りたい方は前半部分、実際に医療を頼らずに生きていくにはどうすればいいか知りたい方は後半部分をメインで読むことをオススメします。

しかし本書で一番大事なのは、本書の総括でもある「はじめに」です。

この「はじめに」を読むと、本書にあなたが欲している情報があるかどうか、が分かるはずです。

もしあなたの興味が惹かれれば、その先は一気に読んでしまうくらい面白いと感じることでしょう。

また、著者は医学人として、かなりデータを重んじていたそうです。(詳しくは、下記の方のnoteをご参照ください。)

K医師との想い出|画像診断医k
まずお断りですが、私は「現在の」K氏の主張は全く賛同しておりません。また、彼の著書について、特に(ワクチンについて事実と異なる発信を行い不安を煽る)反ワクチンの姿勢については苦々しく思ってます。 でも、私が研修医のときには、確かに彼は、尊敬...

なので、一般的に言われている”常識”に対する反論も納得感があります。

スポンサーリンク

おすすめポイント1:どんな時に病院に行くべきか(第1章)

本書の要約については章単位でオススメを取り上げさせていただきます。

まずは第1章です。

どんな時に病院へ行くべきか、という問題に、医師の視点で回答をくれています。

この章のまとめとしては、「医療にかかると早死にする」ということです。

その内容について、”心得”というセクションで詳しく解説されています。

  • 病院によく行く人ほど、薬や治療で命を縮めやすい
  • 血圧の基準値が1998年から2000年にかけて根拠もなく引き下げられ、それにより製薬メーカーの血圧治療薬の売上が6倍になった
  • がんは誤診が多く、下手に医療介入をしない方が良いケースも多々ある
  • 健康診断などの検診がない方が、逆に長生きだという研究がある

上記のような内容が各”心得”で語られています。

なかなか一般的なイメージとは真逆すぎて、素直に信じるのも難しいのではないでしょうか。

しかし僕の立場、製薬メーカーで”売り上げ”を追っていた身として、血液検査の基準値が製薬メーカーによって操作され、薬の売り上げに繋がる、などの点はその通りだと言えます。

「基準値(や薬を投与する順番などのいわゆる”ガイドライン”)が変わりました!こんな患者さんにぜひ薬を使ってください!」と、薬のパンフレットを持って各クリニックや病院を訪問するのが、僕の仕事でしたから。

このようなことを暴露していることから、著者の主張することはトンデモ理論ではないな、と感じます。

スポンサーリンク

おすすめポイント2:検診・治療の真っ赤なウソ(第3章)

この章は、実際の検診や治療などの内容に踏み込んだ章です。

この章で書かれていることをピックアップすると、以下のようなものがあります。

  • そもそも検診で見つかるがんが”本物”であれば、見つかった後に治療を行っても、その時点ですでに転移している可能性があるので無意味
  • 精密検査は“がんもどき”を発見してしまうリスクを増やし、無駄な治療を受ける可能性を増やす
  • 胃がんで胃を切除してしまうと、その後の生活がとても苦しくなるし、放置していても”がんもどき”が消えるケースも多々ある
  • 医者の言う「手術成功」は全く後遺症がない状態ではなく、患者さんの生活に支障をきたす状態でも”まずまず成功”となる
  • 怪しい代替医療ががんに効いたように見えるのは、そもそも何もしなくても治る”がんもどき”だったから
  • 身体の免疫は”自分ではない他者”を攻撃するので、元々は自分の細胞だったがん細胞を破壊できない
  • 法外な料金を取られる免疫療法などは詐欺

あなたは、がんとはどういうものか、またがん治療とはどのような感じか、イメージがあるでしょうか?

もし身近にがんの存在がある方には、かなりインパクトのある話かもしれません。

まだ周りでがんについての話が聞いたことがない方は、ぜひ本書を読んでいただき、がん治療についてのイメージを持っていただければと思います。

僕がこの章を読んで感じたことは、“がんもどき”で済む腫瘍が多いとしても、世の中には「発がん性がある」と言われる物質が山ほど存在している

そのような物質を取り続けていたら、身体のあちこちで”がんもどき”ができて、いずれ身体が処理しきれなくなるのではないか、ということです。

つまり、がんもどきを放置するにしても、食べるものが今までと変わらなければ、結局のところ寿命を縮めることになるのではないかと思いました。(本当の寿命がいつか、なんて誰にも分かりませんけどね。)

スポンサーリンク

おすすめポイント3:100歳まで元気に生きるの「食」の心得(第4章)

この章は、食べるものについて解説をしています。

ここでも著者の主張は、一般的な常識とは違ったものになっています。

  • 体重やコレステロールは減らさない方がいい
  • コンブやワカメは食べすぎるとがんになる
  • コラーゲンでお肌はぷるぷるしない
  • 高血圧に塩はダメはウソ

これは目次の見出しですが、あなたはこれらを聞いたことがあったでしょうか?

食べるものは、人間の身体に変化を及ぼす大きな要因の1つです。

ぜひ、これらの新しい情報を取り入れていただき、今の習慣と「どちらが自分にとってプラスか」を考えていただければと思います。

しかし、一部の主張については、僕はあまり納得できない点もありました。

  • 元気な身体のために牛乳がよい
    • 安い牛乳はホルモン剤を投与された牛から作られており、特に女性はホルモン由来の病気のリスクが上がると言われている
  • 日本で普通に食事を取っている人は、ビタミンもミネラルも足りている
    • 本当に??コンビニ飯、カップラーメンの消費量も激しい現代で、本当にそんなことが言えるか?
  • 自然塩は純度が低い不純な塩、精製塩の方が純度が高く、どちらにも長所と短所がある
    • 塩化ナトリウムだけを取り出した精製塩のメリットとは?

この辺は、僕もさらに勉強して、「現代の医学で言われている理論のうち、もっとも正しそうなもの」を見極めていきたいと思います。

スポンサーリンク

まとめ

conclusion word formed from lettered yellow tiles
Photo by Ann H on Pexels.com

本書は一般的な常識を覆す内容も多く、簡単に納得するのは難しいのではないでしょうか。

そりゃ、医学の各界から批判が殺到する訳です。(個人的には、製薬メーカーとの癒着もあるのでは、と思いますが、、、)

しかし、著者の表現である「”がんもどき”なら無理に治療しなくても何十年も生きられる。”本物のがん”なら、見つかった時点で手遅れ。」という言葉に、説得力を感じました。

しかし、気になるのは、【もし本物のがんだった場合、どうすればいいのか】ということですよね。

医学がさらに進化すれば、現在よりも適切な治療が行われるようになるのでしょうか。

がんは医療費もかかる疾患ですので、売上ありきの治療は、患者さんのためにも、日本人全体のためにもならないのではないでしょうか。

また、「体内のがん細胞は自己処理できない」という点も、本当にそうなのか、勉強を深めていきたいと思います。

このように、僕自身も気付きを得られた書籍ですので、内容に興味があれば、ぜひ読んで見ることをオススメします。

目指すは、みんなが健康になって医療費が減り僕の、そしてみんなの手取りが増えること!!

最後までお読み頂き、ありがとうございました!もしこの記事が何かの参考になれば、他の人にもシェアして頂けると嬉しいです!

にほんブログ村 健康ブログ 健康管理へ
にほんブログ村

にほんブログ村 その他生活ブログ 金融リテラシー ・マネーリテラシーへ
にほんブログ村

PVアクセスランキング にほんブログ村

コメント

タイトルとURLをコピーしました