心がけその4:病気になったら考える、では手遅れなこともある
健康についての意識を先延ばしすると、怖いことも起きます。
それは、「気づいた時にはもう手遅れ」ということがザラにある、ということです。
例えばですが、
あなたはステージ4のがんです。
と明日言われたとすると、部位にもよりますが、まず10年は生きられないでしょう。
「まだ大丈夫、まだ数値が悪いだけ」なんて思って食生活の見直しを後回しにしていると、実は余命〇〇年、なんてケースは決して珍しくありません。
今の日本では、国民の66%ががんになる、と言われています。(リンク)
もっとリアルに言うと、現在40歳の人が10年経過する(=50歳になる)までに”がん”と診断される確率は、男女平均で、だいたい100人に2~3人です。
朝の通勤電車に乗ったら、1車両に1人はがんと言われそうな数値ですね。
もちろん、早めに見つかれば助かる可能性もありますが、後回しにすればするほど悪い結果に繋がります。
また、がん以外でも病気になったら取り返しのつかないことはたくさんあります。
- 虫歯(基本は削った歯は戻らない)
- 視力(基本は戻らない)
- 心臓(筋肉や弁などが壊れたら戻らない)
- 肝臓(肝硬変になったら治らない)
- 腎臓(糸球体が壊れたら治らない)
- 脳(機能低下は戻らない)
などなど。もっとたくさんあるかもしれません。
年をとったら、では遅いのです。
身体が傷ついている”かもしれない”サインが見えた時が、もしかすると最終信号かもしれません。
心がけその5:健康でなくなると、人生の計画が全て狂う
最後にお伝えしたいのは、その4とも関連することです。
あなたが健康でなくなった時に、一体何が起きるか、という話です。
ズバリ言います。
今から金銭的な備えを十分にしなければ、健康ではなくなった時、お金を稼ぐ方法がほぼなくなります。
例えば、その4でも取り上げた”がん”などがわかりやすいでしょう。がんって、ドラマなどだと、入院する病気、と描かれることが多いのではないでしょうか?
もちろん、ステージの早い時期だと通院でどうにか抑え込むこともできるかもしれませんが、例えば僕の祖父は肝臓がんで、家に帰ることができずに病院で終わりを迎えました。
ここで考えていただきたいのは、「入院するということは、どういうことか」です。とんちや引っ掛け問題ではありませんよ。
僕が言いたいのは、入院しているということは、働けない、つまり、収入が入ってこない、ということです。
ここで、もう1つ追加の質問をします。
あなたは今、何かのローンを組んでいたり、子育てをしていたりしますか?
何が言いたいか、おわかりでしょうか。
あなたが病気になって働けなくなった時、ローン返済や子育てのためのお金は、どうやって稼ぐのでしょうか?
もちろん、民間の医療保険に入っている方もいると思います。
しかし、“何にどれくらいお金がかかり、それを問題なく支払えるか”ということを、きちんと計算して、保障を決めていますでしょうか。
しかも、治療費やローンが払えれば終わり、ではないですよね。日々の生活費なども、当然かかってくる訳です。
例えば、車を持っていれば、ローンだけでなく
- ガソリン代
- 車検代
- 事故などの修理代
- 自動車税
などなど、色々とコストがかかりますよね。ここまできちんと考えての保障内容でしょうか?
残された家族は、その後どのような人生を送ることになるのでしょうか。
あなたの子供は、高校を卒業したら就職しなければならないほど、日々の生活が苦しくなる、なんてことにならないでしょうか。
こう考えると、「病気になった後どうするか」ではなく、「病気にならないにはどうするか」を考える方が、よっぽど安上がりだと思いませんか?
まとめ
この記事は、健康になるための方法として、具体的な行動ではなく、その行動を判断するための基礎編という形で書いてきました。
一般的には具体策の方が好まれると思いますが、そんなものはこの世にごまんとあり、その中のどれがあなたに合うかは全く誰にもわかりません。
もちろん、 情報発信をする側の人は、「自分の方法が1番効く」と言わんばかりの言い方をすると思いますが、それがあなたの体質や価値観、生活リズムに合うかはわからないです。
逆に言うと、それを自分で選んで自分で取り入れるのは
あなた
です。他人の言うことを鵜呑みにして上手く行けばとても楽ですが、そんなに人生は上手くいくものでもないでしょう。
この記事に限らず、僕がこのブログで発信しているテーマの1つは、自分のことは自分で決める、というセルフマネジメントの概念です。
この記事が何か、あなたにグッと来るものがあれば、他の記事にも目を通してみてください。
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