今回は、麻布十番と広尾近辺の自然食品が買えるお店を取り上げてみたいと思います。
この2つの駅は、地理的にも近いのですが、実は意外と自然食のお店が充実しているエリアなのです。
自然派生活をしてみたい方には、実はオススメのエリアかもしれませんよ!
【2023年8月更新】
2023年7月2日に、六本木ヒルズのリンコス跡地に信濃屋ができましたので、こちらも追加して7選にしています。
自然食品店①:ビオセボン 麻布十番店
まずは、自然食品・オーガニック食品店の小売大手である、ビオセボンです。
麻布十番には、ビオセボンの1号店があります。
僕もいくつかビオセボンの店舗は行きましたが、やはり1号店だけあって、店舗の広さは別格です。
席数は4席程度と限られていますが、イートインスペースがあるので、購入したものを店内で食べることもできます。(席数が少ないのでそこそこ倍率は高いですが…)
野菜からお肉から加工品、お弁当やスムージーまで、またナッツなどのバルクセール(量り売り)なども網羅しており、とても使い勝手が良いです。
また、ビオセボンの強いポイントとして、減農薬の野菜などが置いておらず、有機栽培の野菜のみを取り揃えている、という点です。
もちろん、有機栽培でも認可された農薬などはありますが、ビオセボンの野菜であれば、一般的な化学農薬、化学肥料は回避できる、と考えてよいでしょう。
麻布エリアで自然派生活を始めるのであれば、ほぼ間違いなくお世話になるはずです。
後述するFandFとの大きな違いとして、輸入品に強い、ということも挙げられるかなと思います。
飲み物やお菓子、コーヒー紅茶、加工品などなど、海外のオーガニック製品と触れ合うことができる点が、ビオセボンに行く楽しみでもあります。
(個人的には、閉店近くの時間になると期限切迫の商品が増え、30%引きでゲットできるものが出てくるのもうれしかったり。フードロスへの貢献、ですね!)
最寄り駅:南北線麻布十番駅徒歩5分くらい
アクセスはこちら。↓
営業時間:毎日9時~22時(年末年始等は変更有)
自然食品店②:FandF 麻布十番店
こちらは、麻布十番商店街の通りにあるもう1つのチェーン店、FandF(エフアンドエフ)です。
こちらは、ビオセボンとはまた違う品揃えをしており、消費者目線でいうと、完全に競合と言う訳ではなく、補完関係にあるように思います。
ビオセボンと比較した際のFandFの特徴は、「減農薬から自然栽培まで、モノによって品質に差がある」ことです。(品質、とは野菜自体の味などという意味ではなく、無農薬、肥料の観点です。)
ビオセボンは安定して「有機栽培」と表示されており、自然栽培のものは入っていない印象(少なくとも、消費者からは見分けられない)ですが、一方で減農薬の野菜なども見かけません。
しかし、FandFでは減農薬から「化学肥料、化学農薬不使用」のような表現、「農薬不使用」などの表現まで、「有機栽培」という言葉でまとめることなく、内訳まできちんと分かるような書き方になっています。(最近はまた書き方に幅ができたようですね。「農薬は使わず、出来る限り適正な量の化学肥料を使用しています」だったかな?)
有機栽培といえど、認可された農薬は使っている(オーガニック=完全に化学フリーではない)という場合もあり、細かくこだわりたい方には嬉しいポイントです。
FandFの個人的な推しポイントは、自然栽培農作物がゲットできる点と、油揚げ、ココアなど一部のものが好きなところです。後は萬珍樓のご飯のおとも「シャンラーツィ」が置いてあるのが嬉しいです。(完全に個人の感想です。笑)
また、ビオセボンと比較すると、FandFは国内製品が多いので、国産のものが好きな方にはFandFの方がオススメかもしれません。
加工品については、「素材までオーガニック」を求めると結構選ぶのが大変かもしれません。(ここはビオセボンの方が、原材料までオーガニック、という製品が多い印象です。)
最寄り駅:南北線麻布十番駅徒歩3分くらい
アクセスはこちら。↓
営業時間:毎日10時~21時(年末年始等は変更有)
自然食品店③:スーパー ナニワヤ
こちらは、100年以上も前から続く、地元密着の老舗の店舗で、地元の方々にはかなり有名で名前を言えば知らない人はいないような知名度のお店です。
芸能人の方が買い物している、なんて噂もあったりしますね。
決して自然食品店という訳ではないのですが、たまーに有機栽培の野菜を入荷していたりします。
そして特にポイントなのは、このエリアの他の自然食品店には置いていない、自然派日用品が置いていることです。
我が家愛用のミヨシ石鹸の固形タイプや、パックスナチュロンの洗剤など、クレヨンハウスやガイアまで行かないと買えないようなものがここで手に入ります。(ミヨシの液体ハンドソープはウェルシアなどにも売っているのですが、固形石鹸がないんですよね…)
その他、天然酵母のパンや近所のポワンタージュのパンが売っていたりと、バイヤーさんの手腕がとても面白いのは、やはり老舗ということでしょうか。
最寄り駅:南北線麻布十番駅徒歩5分くらい
アクセスはこちら。↓
営業時間:毎日9時30分~21時30分(年末年始等は変更有)
自然食品店④:オーガニックストア麻布島崎屋
お次は個人店ですが、先の3店舗よりも尖ったこだわりがあるお店のご紹介です。
東京タワーの近く、東麻布にあるため、麻布十番からは10分程度歩きますが、閑静な住宅街の一角にこちらのお店はあります。
こちらのお店は、なんと言ってもチェーン店には真似ができない特別な品の仕入れが特徴です。
僕が好きな品々が揃っているのはもちろん、アサクラのパスタや添加物でかさ増ししていない本物のバルサミコ酢など、本当にこだわりの品しか置いていないというのが伝わります。
僕の好きな品はこちらをご参照ください。↓
“こだわりの品もある”ではなく、”こだわりの品しかない”というのが正しい表現ですね。
また、カフェも併設されていて、店内で販売している品を使用したオーガニックサラダ、カレー、グルテンフリーの米粉パンケーキなど、本当に良い素材を使った料理がいただけます。
素材の良さを表すのは、〇〇製法などの加工方法ではなく、単純にかさ増しや余計な味付けをしているかどうか、ですからね。
香料や添加物、たんぱく加水分解物などで味をごまかしていない、本物の味を楽しみたい方は、ぜひカフェも利用してみるとよいでしょう。
店長の知識量も半端ではないため、どんな品物なのかを店長にアツく語ってもらうのも楽しいと思います!
※2023/05/28追記→2023/08/12追記
このエリアではNo.1のこだわりのカフェですが、2023/6/3で営業終了してしまうそうです…
とても残念ですが、テイクアウトは続くようですので、まだサラダボウルなどは楽しめますね!
1階の物販スペースに席が6席程度用意されており、イートインもできるようです!
一部のメニューは終わってしまったようですが、またこだわりのご飯が出来たてで食べられるのはとても嬉しいですね!
もちろん、テイクアウトもされているようなので、LINEで先に注文をしておいて、後で取りに行く、なんてこともできますね。
最寄り駅:大江戸線赤羽橋駅徒歩7分くらい、南北線麻布十番駅徒歩10分くらい
アクセスはこちら。↓
営業時間:月~土11時~18時(日曜日定休、年末年始等は変更有)
自然食品店⑤:ナショナル麻布
ここからは広尾駅が最寄りになります。
地元の人からすると、麻布エリアということで、自転車があれば行動範囲でしょうか?
ナショナル麻布も地元の人にはわざわざ説明することもないほど有名ですが、こちらにもオーガニック野菜が売っていて、専用のコーナーも作られています。
このエリアに住む外国の方などは、(もちろん、オーガニック野菜だけではないですが)メチャクチャな量を買い込んでいかれる光景をよく目にします。
また、外国の方向けになっていることもあり、店内には輸入品も多く、オーガニック以外のものを見るのも楽しいです。
野菜についてはオーガニックコーナーがありますが、調味料などの加工品については雑多に並んでいるので、きちんと裏面の原材料を見て選ぶ必要があります。
最寄り駅:日比谷線広尾駅徒歩3分くらい(中目黒方面ホームから)
アクセスはこちら。↓
Open : 09:00-20:00(7days a week)(と、公式サイトに書いてありました)
自然食品店⑥:FandF 広尾店
こちらは麻布十番店と同じFandFです。
広尾駅から徒歩1分かからないくらいのところにもあるんですね。
広尾店の方が麻布十番店よりも広いので、品数や店内のゆとりが余裕があります。
特に、お惣菜やお弁当などの冷蔵ケースの品が、麻布十番店よりも多いです。
ナショナル麻布とも距離が近いこともあり、両方買い回る、なんてこともできちゃいますね。
最寄り駅:日比谷線広尾駅徒歩1分(中目黒方面ホームから)
アクセスはこちら。↓
営業時間:毎日10時~21時(年末年始等は変更有)
自然食品店⑦:信濃屋 六本木ヒルズ店
訪問が遅くなってしまったのですが、新しく開店した信濃屋を覗いてきました。
正直、あまり期待してなかった(前のリンコスは微妙だったので)のですが、結果から言うと、我が家のこだわり的にも納得できるものが多い、なかなか良いお店でした!
まず、店内が1階と2階に分かれており、見て回るのはかなり楽しいです。
1階がお惣菜やツマミになりそうな加工品、お酒、ワインセラーなどもあったり、お菓子が置いてあるような配置です。
2階が青果、お肉、お魚、食品加工品等、一般的なスーパーの品揃えです。
入り口に入ってすぐのところにお惣菜やお弁当が置いてあり、急いでいる方にとってはかなりありがたいかもしれませんね。
しかも、そのお弁当もいくつか見ましたが、保存料や化学調味料を不使用のものがあり、ビオセボンやF&F以外で見られるとは思っていなかったので、とてもビックリしました!
また、例えば、一般的に発色剤が使われることが多い「生ハム」も発色剤、アミノ酸等が不使用のものがあり、これには妻と2人で「いいね!」となりました。(発色剤は発がん性の危険性がある、と言われており、我が家が優先して避けたい添加物の1つです。)
料理をする我が家にとっては2階も楽しく、野菜はオーガニックではないものも当然ありますが、農薬不使用、化学肥料不使用、などの野菜もあるようでした。(減農薬などもありました。)
ただ、個人的にはもう少しハッキリわかるようにPOPに書いてもいいのかな、と思います。この点はビオセボンやF&Fの方がわかりやすいですね。
ビオセボンやF&Fとの差別化ポイントは、無投薬の魚が置いてあることでしょうか。(お肉は平飼いの鶏肉、無投薬の豚肉、グラスフェッドの牛肉などはビオセボン、F&F、たまにナショナル麻布にも置いてありますからね。)
我が家の悩みとして、なかなか良い魚が手に入らない、ということがありましたが、これで解消されそうです。
値段は決して安くないですが、むしろこれが本当の魚の値段ですよ、と僕はお伝えしたいですね。
これを「安くするため」の努力として、ギュウギュウ詰めの場所に魚や豚、鳥を詰め込んで病気になったら薬を振りまいて、早く出荷できるようにしつつ安く上げるために飼料を工夫して、、、ということをしてる訳ですから。
話は脱線しましたが、有望な買い物候補がこの麻布エリアに現れてくれました。(最寄りは六本木かもしれませんが、麻布エリアに含めてしまいました。)
最寄り駅:日比谷線六本木駅から徒歩7分くらい、大江戸線麻布十番駅から10分くらい
営業時間:毎日9時~23時(年末年始等は変更有)
まとめ
今回は、僕の活動エリアでもある麻布十番、広尾近辺の自然食品店をご紹介してみました。
僕もここ最近、自然食品店を巡るようになりましたが、これだけお店が密集している地域はそう多くはありません。
宅配も上手く活用することで、絶対に「食べるものがない」なんてことにはなりません。
すでにこの近辺に住んでいる方は、この機会に自然派生活を始めてみるのはいかがでしょうか?
また、すでに自然派だという方は、思い切って港区に住んでみるのはいかがでしょうか?
僕は、個人的に港区はアメリカでいうところのサンフランシスコ的な立ち位置になれるのではないか、と考えています。
健康意識の高い方々が集まる街、そしてそれが魅力となって色々な人がやってくる。
そんな未来を作れたら楽しいだろうな、と思っています。
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