この記事を開いたあなたはきっと、最近「ちょっと健康に気をつけようかな…」と思い始めましたね?
そんなあなたに、【何をすればいいか】という具体的な方法ではなく、【何をするか、の判断をするためのベースとなる考え方】をお伝えしたいと思います。
具体的な方法は色々な方が発信されていると思いますが、”結局何を目指せばいいか”がわからないと、上辺の情報に右往左往してしまいます。
あなたの健康リテラシーを上げるために役立つ記事です!
心がけその1:病気は毎日の積み重ねの結果である
この記事をここまで読んでくださったあなたはきっと、“健康診断の結果が悪くなったりして、健康がちょっと心配になった”、などではないでしょうか?
僕がなぜそう思うか。
基本的に、日本の現代人が健康に気を使うきっかけとは、いわゆる生活習慣病が大半だからです。
ある朝、目が覚めたら”急にお腹が痛い”、”膝が痛い”なんて症状が出て、病院に行ったら〇〇病でした、なんてことはほぼありません。
(あるとしたら、”がん”が知らない間に進んでいて、痛みを感じるレベルになってしまっていた、などのケースです。)
基本的には、自覚症状がほぼないか、毎日じんわり「お腹が痛いなぁ」などの違和感を感じ、何かのきっかけで病院に行って診断される、という流れになると思います。
こういった想像ができるのも、「健康に関するベースの情報や知識」があるので、高血圧、糖尿病などの個別の病気ではなく、”生活習慣病”とひとくくりに考えられるのです。(あくまで基本的には、ですが。医学の専門家に言わせると、少し暴論かもしれません。)
話は逸れましたが、改めて、現代人が悩まされる病気の多くは、本人が無意識的にしている日々の行動の積み重ねにあることが多いです。
その最たる例が、食事です。
ゲーム的な表現をするなら、現代の便利な食べ物によって、少しずつ”毒ダメージ”を受けているようなものです。
ちょっとずつ、体力が減っていく、的な。
しかし、この時の体力は、僕たちが身体を動かす時に消費するものではなく、肝臓や血管などの身体の内部の体力です。
知らないうちにじわじわ身体が壊れていく。高血圧や糖尿病は文字通り【生活習慣】病です。
これをどうにかしたければ、解決してくれるのは薬ではなく、文字通り生活習慣の改善です。
心がけその2:薬は原因を治してはくれない
あなたは、体調を崩したらすぐにお医者さんのところに行きますか?
日本は皆保険もあり、医療費が海外と比べると安いです。特に風邪を引いた時などは、薬局で薬をもらう方が早いケースもありますよね。
しかし、本格的な身体の不調(健康診断の結果が良くなかった、なども含め)を感じ始めたあなたにお伝えしたいことがあります。
薬はその病気の”原因”を治したり、なくしてくれるものではありません。
例えば、こちらも高血圧や糖尿病が分かりやすいでしょう。
一般的に、高血圧や糖尿病の原因は、塩分の摂り過ぎや糖分の摂り過ぎだと言われていますね。
薬を飲んだとしても、直接それらの原因をどうにかしてくれる訳ではないのです。
薬の仕事は、あなたの身体にある塩分や糖分を処理する仕組みを手助けすること、です。
https://www.hokenkai.or.jp/iyakuhin/03.pdf
「薬を飲んだら治る」ではなく、薬を出されるということは、あなたは主治医から「薬を飲まないと自力ではもうどうしようもない人だ」と思われているだけです。
心がけその3:病気は”出すより入ってくる方が多い”と発症する
1,2と共通していることですが、生活習慣病の基本として知っていただきたいのは、先程も書いたように“急に発生する訳ではない”ということです。
では、どうして病気になるかと言うと、「借金の方が、返す額より大きい状態が続いてるから」と言えます。
つまり、身体から塩分や糖質を外に出すより、入ってくる(=食べる)量の方が多い状態が続くから、です。
借金で言うと、「毎月10万円借金をしているが、返す額は7万円しかなく、どんどん借金が膨らんでいる」という状態です。
この「続いている状態」というところがポイントです。
健康においては、【借金をしている状態がどんどん身体を傷つける】ということが起きるのです。
借金が残っているだけで、「家の壁や屋根がどんどん壊されたり、家の中のものを担保として持っていかれている」とイメージすると、想像しやすいでしょうか。
こう考えると、いかに“借金を増やし続ける生活”が悪いかと、“1日だけ借金の額が増えたとしても、他の日にちゃんと返済すれば、何も問題ない”ということがわかりますね。
毎日、毎食、食べるものに気をつけなければいけないのではなく、1週間、1ヶ月、1年という単位で生活に気をつければよく、”ゆるく続けて習慣にする”ことが大事なのです。(ちなみに、僕の中では「食べるものを気をつける」ということはもはや”習慣”というよりも”生き方”になっています。)
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