インターナショナルスクールよりも親子留学に興味があった
我が家の長男は偶然出会ったインターナショナルプリスクールへの入学を機に、小学生になった今でもインターナショナルスクールに通っています。
長男を出産したばかりの頃の私からすれば、
当時はシングルマザーでしたし、インターナショナルスクールは高額な学費がかかるというイメージから、選択肢に入れることすら不可能と思って全く視野に入れていませんでしたので、まさか長男がこんな道を進むとは想像だにしておらず、驚き以外の何者でもありません。
ですが一方で、
3.11を機に日本で子育てすることに囚われなくても良いのではと思うようになったこと、(日本に住むことの安全性が、3.11がきっかけで様々な意味で不確実なものとなってしまったと思っていました。それは今も感じていることです。)
シングルマザーとなった私は、フットワークが非常に軽くなったこと、
出産前は毎シーズン海外旅行に行くくらい、海外旅行好きであることから、
インターナショナルスクールというよりはむしろ、海外親子留学に興味がありました。
ですのでどの国であれば海外親子留学が可能となるかを毎日毎日調べていました。
そうして辿り着いた結論が、英語圏ではない国(ドイツ、オランダ、ポルトガル)であれば ビザが取得出来る見込みがありそうなので良いかもしれない、ということと、NZに非常に気になるインターナショナルスクール(グリーンスクールNZ)が開校するということで、NZに親子留学出来ると良いかもしれない、ということでした。
一時期は国内のインターナショナルスクールより断然親子留学!!と思っていた。
そうして親子留学することを念頭に、私自身の仕事を見直したり、実際に親子留学されている方にSkypeで話をさせて頂いたりしながら、実現可能性を模索していた時期がありました。
しかし、
・シングルマザーとして息子と二人で海外に渡ることは本当に望ましいのか?(息子が小さいうちに、家族もいない見知らぬ外国に移住し、もしそこで私に何か合った場合にリスクが高い)
・親子留学をした場合の私の仕事と収入はいかにして担保するのか(日本に収入的に頼れる家族もいない。海外よりも日本に居るほうが断然収入は担保出来る)
といった考えから、一旦親子留学は(いずれしたいけれども)急ぐ必要はないのではないかと思うようになっていきました。
そんな中偶然出会ったインターのプリスクール。
思いの外その環境が、
私にとっては、息子に与える食事という観点から実は理想的な場所であったことが分かったこと、
息子にとっては、とても仲の良いお友達がたくさん出来て、非常にプリスクールライフを楽しめていたこと、
から、
私達にとってとても良い環境であったため、
親子留学熱も日に日に下火となっていっていました。
そのお陰でそのまま日本に残ることとなり、だからこそ今の夫と出会い、新しい家族を作ることが出来たので、あのタイミングで親子留学を選択しなかったことは必然だったのかもしれません。
早期から親子留学するよりも国内のインターナショナルスクール
・「子どもの可能性を出来る限り広げてあげたい」
純粋な日本人夫婦が子どもをインターナショナルスクールに通わせる理由として、よく聞かれるのが上記の意見です。
もちろん、私も夫もこの意見には同意です。
ではそのために未就学児のタイミングから親子留学をし、海外での生活を経験させた方が良いかと聞かれると、必ずしもそうではないと今は感じています。
なぜなら、
- (当然のことながら)日本にそのままいた方が日本語の上達が早い
- 子どもを外人にしたいわけではない(日本人であることに誇りと自信を持っていて欲しい。)
と考えているからです。
日本語の基盤、日本人としてのアイデンティティーの基盤が出来る未就学の重要な時期は、
親としてしっかりと、
日本という国はどんな場所なのか、
日本語の奥深さ、
を教えてあげることを優先し、
子どもが10歳を過ぎたあたりの頃から、(もし考えるのであれば)親子留学を検討するのが良いのではと思っています。
その意味で、10歳くらいが、親子留学をするのであれば、適したタイミングなのではないかと思います。
我が家はまだ長男も6歳ですし、小学校に入学したばかりなので、もうしばらくは東京にいようと思っています。
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