今回は、資本主義現代に生きる私たちが切っても切り離せない、”お金”について考えてみたいと思います。
【金は天下の回りもの】ということわざがありますが、皆さんは自分が使ったお金が一体どこに向かっていくか考えたことはありますでしょうか?
まあ、僕も今のような生活をするまでは全く意識せずに生きてきました。笑
しかし、この観点が抜け落ちていると、どんなに「自分の生活が良くならない!」「誰か助けて!」と叫んだところで、誰も助けてくれはしないんですよね。
一方で、よくあるイメージの港区で外車を乗り回して”なんとかヒルズ”に住んでいるような社長さんは、どんどんお金を増やしていくわけです。
なんでこんなに世の中が不公平なんだと少しでも思っている方は、この記事を読んでいただければと思います。
お金がかからない人生は不可能?
まずはじめになのですが、あなたは今よりもお金が増えたら嬉しいでしょうか?
ちょっと漠然とした質問ですが、これに「No」と答える方は、相当なひねくれ者か、本物のお金持ちのどちらかなのではないでしょうか。
現在の日本、ひいては地球において、基本的には【生まれる】のも【生きる】のにも【死ぬ】のにも、お金がかかります。(特に先進国では。)
特に、生まれるのにもこれだけのお金がかかる、というのは子供が生まれて改めて実感しました。
もちろん、出産一時金などの補助は出るので、自己負担としては多くありませんが、それでもお金はかかっているのです。
生きるの部分については説明するまでもないですよね。
死ぬという部分については、現代においては、ほぼ”突然亡くなる”ということや、”家のベッドの中で安らかに最後を迎える”というのは、なかなか難しいのではないでしょうか?
言い換えると、病院で治療を受けたり、老人ホームなどに入ったりして「死ぬまでに」お金がかかる、というわけです。
さらにはお葬式やお墓なども、お金を出して準備しなければいけませんよね。
「生きる」の部分を、お金がかからない手段(山奥で自給自足など)で過ごす方はいらっしゃるかもしれませんが、そこで最後を迎えるのはやはり難しいのではないでしょうか。
もちろん、お金があれば幸せになるという訳ではないと思っていますが、お金がなければ満足感を得られる可能性が低くなるのではないでしょうか。
(満足感というのは、高級な料亭に行ったり、ブランドバッグを買うことではなく、”自分がしたいことができる”という意味ですので、年収100万円でも十分に満足ができる生活の方もいらっしゃるとは思います。そういう本もありますよね。)
つまり、これまでの話を踏まえると、金額の大小は置いておいて、
お金がなければ生きていくのは難しいということになります。
僕の手元にくるお金が少ないのはなぜ?
改めてですが、人は大なり小なり「お金がもっとあったらなー」と思うことがあるのではないでしょうか。
当然、僕も同じです。
FIREなどの話を目にするようになってから、”どうやったら収入が増やせるか”ということをずっと考えています。笑
しかし、来月から急に給料が10万円増える、なんてことは転職でもしない限り起こらないですよね。
もしくは副業がめちゃくちゃ当たるとか。
僕はサラリーマンなので、基本的には会社から支払われる給料が僕の収入な訳です。
でも、僕に限らず【日本のサラリーマンの給料は15年間ほぼ横ばい】というデータがあります。
まずはこの事実を知らないといけませんよね。これでどうして、普通に過ごしていて生活がよくなるのでしょうか?
さらに取られる税金はどんどん増えています。
※緑色の線で示したのが「租税負担率」で、国民所得に対する税金の割合です。青い線で示したのが「社会保障負担率」で、健康保険料や年金保険料などの社会保障費の割合です。赤い線で示した「国民負担率」は、この租税負担率と社会保障負担率の合計です。
【額面としては昇給する】ということもあるかもしれませんが、“実際の手取りとしてはほぼ増えていない”というようなことを、経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
まずは今の日本がこういった社会構造になっているということを、頭に入れる必要がありますね。
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